
リクルートカードと楽天カードは、どちらか1枚に絞るより、役割を分けて2枚持ちした方が使いやすいケースがあります。
特に、楽天市場を使いながら電気・ガス・水道などの固定費もカード払いしている人は、2枚の強みを分けて使うことでポイントの取りこぼしを減らせます。
この記事では、リクルートカードと楽天カードを2枚持ちする場合のおすすめの役割分担や、どれくらい差が出るのかを具体的に解説します。
結論|楽天市場+固定費がある人は2枚持ちと相性が良い
先に結論です。
リクルートカードと楽天カードを2枚持ちするなら、
楽天市場・楽天系サービス
→ 楽天カード
電気・ガス・水道などの対象公共料金
→ リクルートカード
という分け方がわかりやすいです。
理由は、得意な支払いが違うからです。
楽天カードは通常利用で基本1.0%還元ですが、楽天市場など楽天系サービスとの相性が強みです。
一方、リクルートカードは通常利用で基本1.2%、対象の公共料金でも基本1.2%を狙えます。
楽天カードでは対象の電気・ガス・水道などが0.2%還元になるため、固定費ではリクルートカードとの差が大きくなります。
2枚持ちするならこの役割分担がおすすめ
おすすめの使い分けを整理すると次の通りです。
| 支払い | 使うカード | 理由 |
|---|---|---|
| 電気・ガス・水道 | リクルートカード | 基本1.2% |
| 楽天市場 | 楽天カード | SPUなどを活かしやすい |
| 楽天系サービス | 楽天カード | 楽天ポイントと連携しやすい |
| 楽天市場以外の通常利用 | リクルートカード寄り | 基本1.2% |
| 楽天ポイントを使いたい支払い | 楽天カード | ポイント消化しやすい |
この分け方なら、
「今日はどっちのカードを使えばいい?」
と毎回悩む必要はありません。
楽天市場は楽天カード。
公共料金はリクルートカード。
というように、支払い先ごとに役割を固定すれば管理しやすくなります。
なぜ2枚持ちと相性が良いの?
この2枚は、強みが完全に同じではありません。
リクルートカードの強みは、
- 基本還元率1.2%
- 対象公共料金も基本1.2%
- 特定の経済圏に依存せず使いやすい
という点です。
楽天カードの強みは、
- 楽天市場
- 楽天ポイント
- 楽天系サービス
との連携です。
つまり、
- リクルートカードは「広く高還元」
- 楽天カードは「楽天経済圏で強い」
という違いがあります。
2枚持ちすることで、どちらか一方の弱点を無理に我慢する必要がなくなります。
公共料金はリクルートカードへ分けるメリットが大きい
2枚持ちするなら、まず見直したいのが公共料金です。
対象の電気・ガス・水道では、
リクルートカード:基本1.2%
楽天カード:0.2%
です。
差は1.0%あります。
例えば毎月30,000円の対象公共料金を支払っている場合、年間利用額は360,000円です。
リクルートカード
360,000円 × 1.2%
= 約4,320ポイント相当
楽天カード
360,000円 × 0.2%
= 約720ポイント相当
年間差
約4,320ポイント − 約720ポイント
= 約3,600ポイント
公共料金だけでも、年間で数千ポイント差になるケースがあります。
そのため、
「楽天カードを普段使っているから、公共料金もそのまま楽天カード」
という家庭は、一度見直す価値があります。
【関連記事】リクルートカードは公共料金専用カードにするとお得?おすすめの使い分けを解説
楽天市場は楽天カードを残した方がよい
一方で、楽天市場をよく利用しているなら、楽天カードを無理に外す必要はありません。
楽天市場では、楽天カードや楽天系サービスを組み合わせることでSPUなどを活用できます。
そのため、
「リクルートカードの基本還元率が1.2%だから、楽天カードを全部やめる」
という考え方はおすすめできません。
楽天市場では楽天カード。
対象公共料金ではリクルートカード。
と役割を分けた方が、それぞれの強みを活かせます。
【関連記事】リクルートカードと楽天カードはどっちがお得?還元率・使い道・最適な使い分け
固定費60万円ならどれくらい差が出る?
現実的なモデルで考えてみましょう。
例えば年間60万円の固定費があり、その内訳を、
対象公共料金:36万円
その他の通常1.0%対象支払い:24万円
とします。
すべて楽天カードで支払う場合
対象公共料金36万円
360,000円 × 0.2%
= 約720ポイント
その他24万円
240,000円 × 1.0%
= 約2,400ポイント
合計
= 約3,120ポイント
すべてリクルートカードで支払う場合
600,000円 × 1.2%
= 約7,200ポイント相当
差
7,200ポイント − 3,120ポイント
= 約4,080ポイント
年間4,000ポイント前後の差になる計算です。
ただし、固定費の中でも支払い先によってポイント条件が異なるため、すべてが同じ還元率になるとは限りません。
あくまでモデルケースとして考えてください。
2枚持ちなら楽天市場の強みも残せる
ここが2枚持ちの大きなメリットです。
リクルートカードへ完全に乗り換えると、楽天市場で楽天カードを使うメリットを失う可能性があります。
一方、楽天カードだけにすると、公共料金では0.2%還元となり、リクルートカードとの差が広がります。
そこで、
楽天市場
→ 楽天カード
公共料金
→ リクルートカード
と分ければ、両方のメリットを残せます。
「どちらか1枚が最強」
というより、
それぞれ得意な支払いを任せる
という考え方です。
毎回カードを使い分ける必要はない
2枚持ちと聞くと、
「毎回どちらのカードを出すか考えるのが面倒」
と感じる人もいるでしょう。
しかし、公共料金は一度リクルートカードへ登録すれば、その後は自動決済です。
そのため実際には、
楽天市場を使うとき
→ 楽天カード
公共料金
→ 自動的にリクルートカード
という運用ができます。
毎日のスーパーやコンビニで2枚を細かく使い分ける必要はありません。
固定費専用カードとしてリクルートカードを使えば、2枚持ちでも管理はかなりシンプルです。
2枚持ちのメリット① 公共料金の還元低下を避けやすい
楽天カードの通常還元率は基本1.0%ですが、対象公共料金は0.2%です。
そこで公共料金だけリクルートカードへ移せば、基本1.2%を狙いやすくなります。
固定費が多い家庭ほど、この差は大きくなります。
2枚持ちのメリット② 楽天市場のメリットを残せる
リクルートカードへ完全に乗り換える必要がないため、楽天市場では楽天カードのメリットを残せます。
楽天市場を普段利用する人にとっては、ここが2枚持ちの大きな理由です。
2枚持ちのメリット③ 役割を固定すれば家計管理しやすい
例えば、
楽天カード
→ 楽天関連の買い物
リクルートカード
→ 公共料金・固定費
と分ければ、明細を見たときにも支出内容を把握しやすくなります。
カードごとに用途を固定すると、
「固定費はいくらか」
「楽天市場でいくら使ったか」
を確認しやすくなります。
2枚持ちのメリット④ 予備カードになる
2枚持っていれば、一方が使えないときの予備にもなります。
例えば、
- システム障害
- カードの一時利用停止
- 磁気不良
- 加盟店側のブランド対応
などで1枚が使えない場合でも、もう1枚を使える可能性があります。
特に異なる国際ブランドを選べば、旅行や出張時の予備カードとしても役立つでしょう。
2枚持ちのデメリット① 引き落とし日が2回になる
2枚持ちでまず注意したいのが、支払日の違いです。
リクルートカードは基本的に、
毎月15日締め
↓
翌月10日支払い
です。
一方、楽天カードは基本的に、
毎月末締め
↓
翌月27日支払い
です。
そのため2枚持ちすると、同じ月に2回カード代金の引き落としがあります。
例えば、
10日前後
→ リクルートカード
27日前後
→ 楽天カード
という管理になります。
どちらも残高不足にならないよう、引き落とし口座には余裕を持たせておきましょう。
2枚とも同じ銀行口座から引き落とす場合は、月初にその月のカード支払額をまとめて確認しておくと管理しやすくなります。
2枚持ちのデメリット② ポイントが2種類に分かれる
楽天カードを使えば楽天ポイント。
リクルートカードを使えばリクルートポイント。
というように、ポイントが2種類に分かれます。
ポイント管理を1種類にまとめたい人にはデメリットです。
ただし、リクルートポイントは、
- Pontaポイントへ交換
- dポイントへ交換
- Amazon.co.jpで利用
などができます。
そのため、
「リクルートポイントはPontaへ交換する」
など出口を1つ決めておけば、管理はかなり簡単になります。
【関連記事】リクルートカードで貯まるポイントは使いにくい?Ponta・dポイント活用法を解説
2枚持ちのデメリット③ 明細確認が増える
カードが1枚から2枚になれば、確認する明細も増えます。
特に、
- 利用金額
- 不正利用
- 引き落とし予定額
- ポイント残高
はそれぞれ確認する必要があります。
ただし、カードごとの用途を固定しておけば把握しやすくなります。
例えば、
リクルートカード
→ 固定費中心
楽天カード
→ 楽天市場中心
としておけば、明細を見たときに「何の支払いか」が分かりやすくなります。
2枚持ちのデメリット④ 使い分けを細かくしすぎると面倒
2枚持ちで失敗しやすいのが、
「この店は0.2%高いからこっち」
「今日はキャンペーンだからこっち」
と細かく使い分けすぎることです。
ポイント差以上に管理が面倒になってしまうことがあります。
おすすめは、
楽天市場は楽天カード
公共料金はリクルートカード
といった大きな役割だけ決める方法です。
2枚持ちの目的は、毎回最適解を計算することではありません。
得意分野だけ簡単に分ける方が長く続けやすいでしょう。
こんな人は2枚持ちに向いている
次のような人なら、リクルートカードと楽天カードの2枚持ちを活かしやすいでしょう。
- 楽天市場を定期的に利用する
- 電気・ガス・水道などの公共料金が多い
- 年間カード利用額が大きい
- 楽天ポイントも使いたい
- Ponta・dポイント・Amazonも利用する
- カードごとに用途を分けて管理できる
- メインカード+固定費カードという使い方をしたい
特に、
楽天市場は使うけれど、公共料金まで楽天カードにまとめるのはもったいない
という人には相性があります。
逆に1枚で十分な人
すべての人が2枚持ちする必要はありません。
次のような人なら、1枚の方が管理しやすいでしょう。
楽天市場をほとんど利用しない
楽天市場や楽天系サービスをあまり利用しないなら、楽天カードを併用するメリットは小さくなります。
この場合は、リクルートカードへ普段の支払いをまとめる方法もあります。
固定費が少ない
電気・ガス・水道などの対象公共料金が少なければ、楽天カードとの還元差も小さくなります。
ポイント差よりカード管理の手間を優先してもよいでしょう。
ポイントを1種類だけ管理したい
楽天ポイントだけ、あるいはPonta・dポイントだけにまとめたい人は、カードも1枚にした方がシンプルです。
カード明細を増やしたくない
利用明細や引き落とし日を1つにまとめたい人も、無理に2枚持ちする必要はありません。
2枚持ちを始めるなら最初にやること
実際に2枚持ちする場合は、いきなり多くの支払いを変更する必要はありません。
次の順番なら分かりやすいでしょう。
① 楽天カードはそのまま残す
現在楽天カードを利用しているなら、まずはそのまま残します。
楽天市場や楽天関連サービスは引き続き楽天カードを使います。
② リクルートカードを追加する
固定費用のカードとしてリクルートカードを追加します。
年会費永年無料なので、固定費専用として持つ方法もあります。
③ 電気・ガス・水道から変更する
まずは対象公共料金から支払いカードをリクルートカードへ変更します。
毎月自動決済されるため、一度変更すれば普段意識する必要はありません。
④ 1~2か月明細を確認する
変更後は、
- 正しくリクルートカードで決済されているか
- ポイントが付与されているか
- 引き落とし口座の残高に問題がないか
を確認します。
問題がなければ、他の固定費も必要に応じて移していけばよいでしょう。
すべての固定費を一度に移す必要はない
2枚持ちを始めるときに、
「スマホも保険もサブスクも全部変更しないと」
と考える必要はありません。
まずは還元差が分かりやすい対象公共料金から始めれば十分です。
例えば月30,000円の公共料金だけでも、年間36万円になります。
楽天カード0.2%とリクルートカード1.2%なら、単純計算で年間約3,600ポイント差です。
ここだけ変更しても、2枚持ちの効果を実感しやすいでしょう。
リクルートカードと楽天カードの2枚持ちについてよくある質問
Q. 2枚持ちすると信用情報に悪影響がありますか?
クレジットカードを2枚持っているという理由だけで、直ちに問題になるわけではありません。
ただし、短期間に複数枚へ連続申し込みをしたり、利用額が大きくなりすぎたりする場合は注意しましょう。
必要なカードを計画的に申し込むことが大切です。
Q. 2枚とも年会費無料ですか?
通常のリクルートカードと楽天カードはいずれも年会費無料です。
そのため、年会費負担だけを理由に1枚へ絞る必要はありません。
Q. どちらをメインカードにすればいいですか?
使い方によります。
楽天市場や楽天関連サービスの利用が多いなら楽天カード。
通常利用や固定費を広く基本1.2%でまとめたいならリクルートカードが候補です。
また、楽天カードを楽天経済圏用、リクルートカードを固定費用とするなら、どちらがメインかを明確に決めなくても運用できます。
Q. 普段のスーパーではどちらを使えばいいですか?
特別なキャンペーンや店舗優待を考えない通常利用なら、基本還元率1.2%のリクルートカードが有利です。
ただし、楽天ポイントを使いたい場合や店舗独自のキャンペーンがある場合は楽天カードを使う選択肢もあります。
毎回迷いたくないなら、普段使いもリクルートカードへ寄せるとシンプルです。
Q. 固定費は全部リクルートカードにすればいいですか?
一律には言えません。
対象の電気・ガス・水道などではリクルートカードの基本1.2%が有利ですが、携帯料金や保険、その他サービスは支払い先によってポイント条件が異なる場合があります。
まずは自分が利用しているサービスの最新付与条件を確認してください。
Q. 楽天カードを解約してリクルートカードだけにした方が得?
楽天市場をよく利用するなら、必ずしも解約する必要はありません。
楽天カードには楽天市場や楽天系サービスとの連携という強みがあります。
楽天市場をほとんど利用しない場合は、リクルートカード1枚へまとめる方法も検討できます。
【関連記事】リクルートカードと楽天カードはどっちがお得?還元率・使い道・最適な使い分け
Q. 2枚持ちの一番簡単な使い分けは?
最も簡単なのは、
楽天市場 → 楽天カード
電気・ガス・水道 → リクルートカード
です。
公共料金は自動決済なので、毎回カードを選ぶ必要もありません。
まとめ
以上、リクルートカードと楽天カードは2枚持ち向き?おすすめの使い分けを解説...というお話でした。
リクルートカードと楽天カードは、それぞれ得意分野が異なります。
リクルートカードは、
- 基本還元率1.2%
- 対象公共料金も基本1.2%
- 固定費専用カードとして使いやすい
という強みがあります。
一方、楽天カードは、
- 楽天市場との相性が良い
- 楽天ポイントを使いやすい
- 楽天系サービスと組み合わせやすい
というメリットがあります。
そのため、
楽天市場は楽天カード
電気・ガス・水道などの対象公共料金はリクルートカード
という役割分担なら、2枚の特徴を活かしやすくなります。
また、公共料金は一度リクルートカードへ登録すれば自動決済されるため、毎日の買い物で細かくカードを持ち替える必要はありません。
一方で、
- 引き落とし日が2回になる
- ポイントが2種類になる
- 確認する明細が増える
というデメリットもあります。
楽天市場をほとんど利用しない人や、ポイントを1種類へまとめたい人は、無理に2枚持ちする必要はありません。
2枚持ちが向いているのは、
楽天市場のメリットを残しながら、公共料金の還元率も高めたい人
です。
まずは対象公共料金だけリクルートカードへ移し、シンプルな役割分担から始めると管理しやすいでしょう。


