タッチ決済対応のマークがあるのに、「すみません、差し込みでお願いします」と言われた経験はありませんか。
使う側からすると不思議ですが、お店側にはお店側の事情があります。
この記事では、タッチ決済を嫌がる店が存在する理由を、現場目線で整理します。

この記事のもくじ
タッチ決済=店の手数料が高いと思われている
まず多いのが、この誤解です。
「タッチ決済は便利だけど、手数料が高いんでしょ?」
という認識。
実際には、IC差し込みでもタッチ決済でも、手数料はほぼ同じです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
どのブランドでも、決済方法の違いで料率が変わることはほとんどありません。
ただ、オーナーさんやスタッフさんがその情報を知らないまま、「なんとなく不安」で止めているケースは多いです。
端末トラブルや操作ミスが怖い
個人店や小規模店舗ほど多い理由です。
- タッチしても反応しない
- 2回タッチして二重決済にならないか不安
- エラー時の対応がわからない
こうした経験が一度でもあると、「もう使わないでおこう」となりがちです。
特に、スタッフ教育の時間が取れないお店では、慣れている差し込み決済だけに絞る傾向があります。
少額決済=不正利用が怖いと思っている
タッチ決済は、一定金額以下なら暗証番号不要です。
これが、
「盗まれたカードでも使われるのでは?」
という不安につながります。
実際には、不正利用の補償や監視体制は整っていますが、心理的な不安はなかなか消えません。
特に高齢のオーナーさんがいるお店では、この理由でタッチ決済を避けることがあります。
現金客を減らしたくないという本音
少し踏み込んだ話ですが、これも現実的な理由です。
- 現金なら手数料ゼロ
- 売上が即手元に残る
- 資金繰りが読みやすい
こうした理由から、「できれば現金で払ってほしい」と考えるお店もあります。
タッチ決済は便利ですが、お店のキャッシュフロー的には必ずしも最適ではないという判断です。
決済ブランドを絞って管理を楽にしたい
タッチ決済を許可すると、
- クレジットカード
- 電子マネー
- スマホ決済
と、支払い方法が一気に増えます。
結果として、
- 売上管理が複雑になる
- 締め日の把握が大変
- 入金サイクルがバラバラ
こうした負担を避けるため、あえて使わせないという選択をするお店もあります。
実は「嫌がっている」わけではない店も多い
ここは誤解されやすいポイントです。
多くの店は、
- 嫌がっている
- 客に不便をかけたい
わけではありません。
単純に、
- よくわからない
- トラブルが怖い
- 余裕がない
という理由で、安全側に倒しているだけのケースが大半です。
これからどうなっていく?
人手不足と回転率重視の流れで、タッチ決済は今後も増えていきます。
ただ、
- 個人店
- 高齢オーナー
- 現金文化が強い地域
では、しばらく併存が続くでしょう。
使う側としては、「そういう事情もある」と理解しておくと、無駄なストレスが減ります。
まとめ
以上、なぜタッチ決済を嫌がる店がある?便利なのに使えない理由...というお話でした。
もう一度かんたんにまとめていうと
- タッチ決済を嫌がる理由は、手数料ではなく「不安」と「運用」
- トラブル経験や管理負担が大きい
- 現金重視の経営判断も背景にある
便利さだけでは割り切れない、お店側の事情があるという話でした。





