ポイント還元率やもろもろを比較した結果、どっちか1枚だけ選ぶとしたら楽天カード。しかし一番のおすすめは楽天カードとエポスカードの2枚持ちです
この記事では楽天カードとエポスカードの還元率や家族カード、海外旅行保険やゴールドカードなど各項目で比較してまとめました。どっちがいいか迷っている方は、比較を参考にして2枚持ちして場面ごとに使い分けてメリットを最大限にしましょう!
比較してどっちか1枚なら楽天カード
ズバリはじめに結論から言ってしまいますと
楽天カードかエポスカードを比較して、どちらか1枚だけを選ぶなら総合力で楽天カードです。
1枚目に楽天カードを推す理由は、大きく5点
- ポイント還元率が高く、ポイントアップキャンペーンも多い
- 貯めたポイントが使いやすい
- 主婦や学生でも作りやすい
- 国際ブランド違いで2枚作れる
- 家族カードも2枚作れる
それぞれについて、2枚のカードを比べながら解説していきますね
ポイント還元率を比較
クレジットカードを選ぶ上で、やっぱり一番気になるのがポイント還元率。
楽天カードの基本還元率は1%(カード利用100円につき1ポイントの楽天ポイント付与)
さらに楽天市場での利用なら還元率が3倍や、0と5のつく日に楽天市場で決済すると最大4倍など、ポイントアップキャンペーンも充実しています。
さらに街なかの楽天ポイントカード提携店では、提示と利用をすればダブルでポイントがもらえます。楽天カードはザクザクとポイントを貯められて、ポイント還元率に圧倒的有利なクレジットカードといえます。
一方でエポスカードの基本のポイント還元率は0.5%(200円で1エポスポイント付与)。楽天カードと比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまいます。
ポイント還元率(基本)
楽天カード:1%還元(100円で1ポイント)
エポスカード:0.5%還元(200円で1ポイント)
ポイントの使い勝手で比較
クレジットカードの利用で貯めたポイントの使い勝手も気になるところ。
楽天カードは楽天市場ではもちろん、マクドナルドやすき家、ファミリーマートや大丸、くら寿司などの街なかの楽天ポイントカード加盟店でも、1ポイント1円として現金同様に使うことができます。
また楽天ペイアプリを利用することで、セブンイレブンなどの楽天ポイントカード加盟店以外でも(期間限定であっても)楽天ポイントを使うことができます。
【関連記事】楽天ポイント使えるコンビニは?セブンイレブンで期間限定ポイントを使う方法
他にも楽天でんきや楽天ガス、楽天証券などの楽天経済圏を利用しているなら、楽天ポイントを使えますし、楽天カードの利用分にも充当できます。(通常ポイントのみ)
一方、エポスカードは貯めたエポスポイントは1ポイント1円として、マルイやモディの店舗や「マルイウェブチャンネル」というネット通販でも使えます。
エポスペイ的なバーコード決済はないんですが、エポスポイントをチャージできるのがエポスVisaプリペイドカード。(発行手数料・年会費無料)
貯まったエポスポイントをこのエポスVisaプリペイドカードにチャージすれば、3800万箇所もあるVISA加盟店で、クレジットカード利用と同じようにポイントを使うことができます。
ポイントの使い勝手については、エポスカードも楽天カードも比較的に差はないと考えた方がいいかもしれませんね。
ポイントの使い方
楽天ポイント・・・1ポイント1円として、楽天グループや楽天ポイント加盟店でそのまま利用できる
さらに楽天ペイを使えばコンビニや公共料金などの支払いにも期間限定ポイントまでも使える
エポスポイント・・・1ポイント1円として、マルイやモディでそのまま利用できる
さらにエポスVisaプリペイドカードにチャージすることでVISA加盟店でクレジットカードのように使える
審査と申し込みやすさで比較
楽天カードもエポスカードも申し込み資格は、満18歳以上(高校生を除く)となっています。
学生であっても専業主婦であっても、世帯収入で審査されるので、特に問題がなければ作りやすいクレジットカードといえます。
学生さんがいざ楽天カードを申し込もうと考えた時、世帯収入はどう書けばいいのか迷うこともあるかもしれませんね。こちらについては別記事でまとめています。
【関連記事】楽天カード大学生の世帯年収と世帯人数・違いは実家と一人暮らしだけじゃない
カード申し込み資格
楽天カード:18歳以上の方であればどなたでも(高校生を除く)
エポスカード:満18歳以上のかた(高校生を除く)
国際ブランドで比較
楽天カードの最大の特徴は、国際ブランド違いで一人で2枚持ちできること。
楽天カードの国際ブランドは、VISA・Mastercard・JCB・AMEXの4種類ラインナップされていて、この内2種類を選んで申し込めます。
2枚の楽天カードで引き落とし口座を別々にもできるので、家計用とプライベート用、会社経費用などの使い分けが可能になります。
ちなみに2枚のカード利用でもらえるポイントは、1つの楽天ポイント口座に入るので、効率的にポイントを貯めることができるんです。
【関連記事】楽天カードで2枚目口座を分けることは可能?1人2枚持ちのまとめ
一方、エポスカードの国際ブランドはVISAだけ。もちろん一人1枚しか作れません。
選べる国際ブランドは?
楽天カード:VISA・Mastercard・JCB・AMEX(この内、2種類を2枚申し込める)
エポスカード:VISAのみ
家族カードで比較
奥さんや子供さんにクレジットカードを持たせたいなら、家族カードを渡せば安心ですよね。
その家族カードですが、楽天カードの場合、本カード1枚につき2枚まで年会費無料で発行できます。もし本カード2枚持ちなら家族カードは最大4枚も発行できるということ。
これなら5人家族でもみんなに家族カードを渡すことができます。
家族カード利用分は楽天本カードの登録口座からまとめて引き落とされて、獲得ポイントも本会員ポイント口座にたまります。(子会員ポイント口座に移すこともできます)
【関連記事】楽天カードと家族カードの口座を別にできる?引き落とし分けるなら
一方、エポスカードでは家族カードがないので、申し込むこともできません。
選べる国際ブランドは?
楽天カード:本カード1枚につき2枚まで、最大4枚の家族カードを作れる(年会費・発行手数料無料)
エポスカード:家族カード自体がない
比較したらエポスカードが有利な理由
総合的に比較すると楽天カードが有利ですが、エポスカードもメリットが大きいポイントがたくさんあります。
エポスカードの有利な点を5点しぼってあげてみると
- 最短で即日発行・受け取りが可能
- ETCカードも発行と年会費が無料
- 優待施設などが充実している
- 海外旅行保険の補償額が優れている
- ゴールドカードへの永年無料招待がある
などがあります。エポスカードが有利な理由を順番に解説していきますね。
審査・受け取りまでの期間で比較
楽天カードはWeb申し込みから審査発行までは短めですが、カード自体は自宅へ配送されるので、受け取りまでの期間はどうしても1週間から10日程度はかかってしまいます。
一方、エポスカードはWeb申し込みから審査通過すれば、申し込んだ当日にマルイの店舗で受け取ることもできるんです。
マルイの受取店舗が近くにある方に限ってしまうものの、海外旅行の出発が迫っているときなど、このサービスはうれしいですね。
申し込みからカード受け取りまでの期間
楽天カード:Web申し込みから約1週間で自宅に届く
エポスカード:Web申し込みしたら最短で当日に店舗受け取りできる
ETCカード年会費で比較
楽天カードはETCカードの年会費は税込み550円かかります。
このETC年会費は、楽天会員ランクなどの条件がそろえば、翌年度は無料免除となります。
【関連記事】楽天カード2枚目追加でETCカード2枚とも年会費無料もできる
一方、エポスカードは元からETCカード年会費は無料です。条件などを気にしなくていい分、エポスカードの方が有利と言えます。
ETCカードの年会費
楽天カード:ETC年会費は税込み550円(楽天会員ランク条件により翌年無料)
エポスカード:ETCカードも年会費永年無料
優待施設などが充実している
楽天カードは優待施設というよりも、「ポイントが●倍になる提携店がありますよ~」という感じです。
もちろん楽天証券や楽天トラベルなど楽天系列の利用ではお得な特典が用意されてたりします。
一方、エポスカードは全国に優待施設が豊富。
遊園地やレンタカー、映画館やお買い物など、エポスカード支払いに限らず、カード提示だけでも割引が受けられたりします。>優待施設が全国で検索できるエポトクプラザ
エポスカードを持っているだけでも優待が受けられるのはありがたいですね。
割引が受けられる優待施設
楽天カード:特段の優待施設はないが、楽天グループや提携店でポイント割増などが魅力
エポスカード:割引などが受けられる優待施設が全国にある
海外旅行保険の補償内容で比較
楽天カードとエポスカードはどちらも利用付帯の海外旅行保険が付属しています。
利用付帯とは海外へ向かう旅費の一部をクレジットカードで払うと付帯される保険なのですが、気になるのはその補償額ですよね。
楽天カードは傷害死亡・後遺障害が最大2,000万円ですが、エポスカードはその1.5倍の3,000万円まで補償されます。
海外旅行傷害保険の比較
エポスカード | 楽天カード | |
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 |
個人賠償責任 | 3,000万円 | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 |
携行品損害(年) | 20万円(免責3,000円) | 20万円(免責3,000円) |
海外旅行にいくときには、盗難や利用できないといった不測の事態に備えてクレジットカードを予備で複数枚持っていった方が賢明です。
そういう意味で、年会費無料の楽天カードとエポスカードの2枚持ちをするというのもおすすめです。
【関連記事】楽天カードの海外ロック解除方法!欧州で2度使えなくなった悲劇とは
ゴールドカードで比較
楽天カードには年会費2,200円(税込)のゴールドカードもあります。
空港ラウンジが年2回まで使えますが、ポイントの還元率は年会費無料の通常の楽天カードの1%と同じです。(100円につき1ポイント)
楽天ゴールドカードは飛行機をあまり使わない方にとっては、あまりメリットを感じられないかもしれません。
一方、エポスカードには年会費5,000円(税込)のエポスゴールドカードがあります。
エポスゴールドカードは国内外の空港ラウンジが無料で利用できる他、ポイントの還元率が3箇所に限って3倍になります。
つまりSUICAなどよく使うショップを登録しておけば、0.5⇒1.5%還元になるんです。これは大きいですね。
しかし年会費が。。。という方に朗報。年会費無料の通常エポスカード(シルバー)の利用額が多い方には、エポス側から「ゴールドカードに変えませんか?」の招待がきます。
このインビテーション(招待)で切り替えた場合、ゴールドカードの年会費が永年無料に!!
招待が送られてくる基準のカード利用額は公開されていませんが、「年50万円程度の利用で招待が来たよ」という口コミがネットで多く見られました。
そのくらいのカード利用ならすぐにクリアできる方も多いでしょうし、このゴールド招待はエポスカードの魅力といえます。
ゴールドカード
楽天カード:税込み2,200円(ポイント還元率は普通カードと同じ)
エポスカード:税込み5,000円だが招待なら永年無料(ポイント還元率は3箇所で普通カードの3倍)
楽天カードとエポスカードの比較一覧表
楽天カードとエポスカードについて基本を比べて一覧表にしたものがこちら。
比較項目 | エポスカード | 楽天カード |
申込基準 | 18歳以上(高校生不可) | 18歳以上(高校生不可) |
即日発行対応 | 即日発行可能 | × |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
入会特典 | 2000ポイント | 2000ポイント |
はじめての利用特典 | × | 3000ポイント |
家族カード | 発行できない
(ゴールドカードは可能) |
本カード1枚につき2枚まで発行可能 |
ETCカード | 年会費無料 | 年会費550円
(会員ランクにより無料) |
国際ブランド | Visa | Visa、mastercard、JCB、AMEX |
ポイント名称 | エポスポイント | 楽天スーパーポイント |
ポイント還元率(基本) | 0.5% | 1.0% |
ポイント還元率(最大) | 2.5% | 3.0% |
ポイントそのまま利用 | マルイ実店舗、マルイネットショッピング | 楽天グループ、提携の実店舗 |
ポイント交換利用 | Visaプリペイドカード、商品券 | 楽天Edy、ANAマイルなど |
電子マネー | × | 楽天Edy |
Apple Pay対応 | ◯ | ◯ |
カードデザイン | 無地シルバー、ちいかわ、NARUTO、チェンソーマン、mofusandなどなど | 無地シルバー、お買い物パンダ、ディズニー、FCバルセロナ、楽天イーグルス、YOSHIKI、イエニスタ |
海外旅行保険▼ | エポスカード | 楽天カード |
>付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 |
>傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 2,000万円 |
>傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 |
>疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 |
>個人賠償責任 | 3,000万円 | 2,000万円 |
>救援者費用 | 100万円 | 200万円 |
>携行品損害(年) | 20万円(免責3,000円) | 20万円(免責3,000円) |
楽天カードはメインでもサブでも大活躍
楽天カードは基本的に還元率が1%以上で、メインカードとして普段使いでもポイントが良く貯まり、楽天市場やインターネットショッピング用のサブカードとしても活用できます。
普段はクレジットカードをあまり使わない方でも、最近はインターネットショッピングの際にクレジットカードを持っていないと決済できないケースもあります。
そんなときに楽天カードは特におすすめです。
クレジットカード決済だけでなく電子マネーの楽天Edy、楽天ポイントカードとしても利用できますので1枚3役の活用ができます。
楽天市場で貯めた期間限定ポイントを実店舗で無駄なく使用できる点もメリットです。
楽天カードのETCカードは年会費が原則550円かかるのですが、楽天ポイントランクなどで実質無料になる可能性が高くなってます。
【関連記事】 ETCカードの年会費は楽天ランクで実質無料!2枚目でも無料に
エポスカードは海外旅行用サブカードとして
エポスカードはマルイをはじめとして、全国の提携店舗で優待が受けられることが多いのでとてもお得なカードです。
マルイが発行しているカードですが、近くにマルイがない方にもメリットがあります。
また年会費が無料、国際ブランドがVISA、海外旅行保険が利用付帯という点で最強の海外旅行用サブカードとして持っている価値があります。
ただし家族カードがない点、ポイント還元率があまり高くない点など楽天カードと比較するとメインカードにする場合は少し物足りない部分があります。
1枚目を選ぶなら楽天カード!
楽天カードとエポスカードのどちらも持っていないという方は、まず楽天カードを作成することをおすすめします。
海外旅行保険も空港までのタクシー代など旅費の一部を楽天カード支払いすれば利用付帯として適用されます。
全国どこにお住まいでもメリットが大きい楽天カードは、入会と初めての利用で5,000ポイント以上ももらえますよ。
エポスカードと楽天カードの年会費は永年無料
ただし年会費はどちらのカードも永年無料(ずっと0円)
なので、エポスカードと楽天カードのそれぞれのメリットを最大限引き出すためには、2枚持ちして使い分けるのがベストです。
<2枚のカードのメリット>
エポスカード | 楽天カード |
最短即日受け取り
マルイで割引が大きい 全国に優待施設がある |
基本ポイント還元率が高い
楽天市場やグループで更にP貯まりやすい 国際ブランド違いで2枚持ちできる |
楽天カードとエポスカードは使い分けがベスト
以上、詳細比較【エポスカードvs楽天カード】どっちがお得?...という話題でした。
海外旅行保険の項目でも書きましたが、楽天カードとエポスカードを申し込んで2枚持ちするというのもありです。
両方とも年会費はずっと無料ですからね^^
ただし、複数枚のクレジットカードを同時に申し込むと、審査に通りにくくなることもあるので覚えておきましょう。
一度に何枚もクレジットカードを申し込むと、「なにか悪い企みがあるのでは?」と判断されて悪い評価となり、結果的にクレヒスに傷がついてしまうことがあるからです。
2枚のクレジットカードを作る場合は、少し期間をあけてから申し込んだ方がいいですよ。
なお楽天カードは家族カードも2枚まで年会費無料で発行できることもメリットです。
楽天本カードをすでに持っている奥さんに、旦那さんカードに紐付いた家族カードを発行して渡して家計用のカードにするなんて使い方もできます。
【参考リンク】 すでに楽天本カード持っていても家族カードを2枚持ちできる?