楽天家族カードの引き落としは、楽天本人カード名義人の口座にまとめて請求されます。また家族カード利用の決済金額に相当する楽天ポイントも親(本人)名義の楽天ポイント口座に付与されます。
「すでに持ってる楽天家族カードから本カードの変更は?2枚持ちできる」に引き続いて、この記事では楽天家族カード特有のデメリットや2枚持ちしたときの疑問点などを解説します。
すでに家族カードをお持ちで「楽天本人カードも持ったほうがいいの?」と悩んでいる方はぜひ読み進めてください。
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▲家族カード特典をすでにもらっている人でも本カード新規入会特典はもらえます
家族カードの年会費やポイント、請求先はどうなる
楽天カードの家族カードとは、文字通り楽天カードを家族で共有するためのカードです。
本会員が持つ楽天カードと楽天家族カードには大きな違いがあります。
こちらについて説明していきますね。
ショッピング限度額は家族で共有
一人で使うカードの場合、ショッピング限度額は当然一人で自由に使えます。
例えば50万円分の限度枠があるとしたら、その50万円を一人で自由にショッピングに利用できます。
楽天家族カードを作った場合は、親カードと家族カードを持つ家族で50万円の限度枠を共有し合う形になります。
例えば誰かが10万円使えば残りの限度額は40万円になります。
通常カードに付帯する家族カード年会費は永年無料
通常の楽天カードに付帯する家族カードは年会費無料になっています。
ただしゴールドカードやプレミアムカードなどのワンランク上のカードについては、家族会員1人ごとに年会費が発生しますので注意が必要です。
カード種別 | 家族カードの年会費 |
楽天カード | 無料 |
楽天PINKカード | 無料 |
楽天ゴールドカード | 550円(税込み) |
楽天プレミアムカード | 550円(税込み) |

家族カード利用の楽天ポイントは本会員IDに入る
家族カードで支払いをした場合、クレジット利用額に応じて100円毎に1ポイント付与される楽天ポイントは、楽天カード本会員IDに加算されることになります。
しかし楽天e-NAVIに家族カードを登録した状態で楽天市場などで利用毎に付与される楽天ポイントに関しては、家族会員IDに入ることになります。
質問Q:家族カードの利用によって獲得したポイントはどのように進呈されますか?
回答A:楽天カードを本カードとする家族カードのご利用によって獲得した楽天ポイントにつきましては、本カードである楽天カード契約者様のご利用によって獲得した楽天ポイントと合算して本カード契約者様の楽天ポイント口座に進呈いたします。
※家族カード付帯の楽天Edyご利用ポイントについても、本カード契約者様の楽天ポイント口座に進呈いたします。家族カードに付帯の楽天ポイントカードを提示いただくことで貯まる楽天ポイントにつきましては、家族カード会員様の楽天IDに進呈させていただきます。
また家族カードに付帯の楽天ポイントカード機能を利用するためには、家族カード会員様名義の楽天ID・パスワードで楽天e-NAVIのご利用開始手続きが必要です。
ちょっとややこしいので具体的に説明すると、
奥さんが旦那さんの楽天カードに付帯した家族カードを使って、楽天市場で1,000円の食品をお買い物したとします。この場合は
①楽天市場利用分・・・奥さんIDに10ポイント付与
②楽天家族カード利用分・・・旦那さんIDに10ポイント付与
という具合に振り分けられます。
①の楽天市場利用分のポイントは、カード利用でなく現金で支払いしたとしても奥さんIDの楽天ポイント口座に付与されることを考えると、わかりやすいですよね
もちろん、楽天イーグルス勝利などのキャンペーンでポイントが2倍などに増えている場合は、奥さんIDへの付与分が増えます。

もしカード決済した金額分の獲得ポイントもご自身で貯めて使いたいと思うのなら、自分名義の楽天カードを申し込んで持った方がいいかもしれませんね。
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家計管理がしやすい
家族カードの場合、誰が何処でいくら使ったかなどを楽天e-NAVIの履歴で確認することができます。
またカード利用のお知らせメールも親カード会員に速報で入るので、誰がいつ楽天カードを使ったのかも確認できるので、家計管理などをきっちりまとめることができます。
家族カードの発行枚数制限は2枚まで
家族がたくさんいれば全員分の家族カードを発行できかと言えばそうではありません。
もちろんですが発行枚数に限りがあります。
発行枚数は 本カード1枚に対して2枚までとなっています。
つまり5人家族の場合、全員分家族カードを持ちたくても2人しか持てないということです。
他の方も家族カードが必要であれば、改めて誰かが楽天カードを本会員として申し込んで、その方の家族カードを発行申し込みする必要があります。
5人家族で家族カードを4人に持たせる方法
5人家族で親一人の楽天カードで他の4人に家族カードをもたせる方法があります。
親カード保有者がブランド違いで2枚目カードを申し込んで、そのカードに紐づけて家族カードを発行すれば、家族全員で家族カードを持つことができます。
例えば、父親(太郎)、母親(花子)、長女(一美)、長男(浩二)、次女(ミク)がいたとして
- 太郎・・・楽天本カード(VISA)と楽天本カード(JCB)を保有
- 花子と一美・・・楽天家族カード(VISA)を保有
- 浩二とミク・・・楽天家族カード(JCB)を保有
このようにすれば、家族全員が楽天カードを持って、カード利用分はすべて太郎名義の口座から引き落とされることになります。
2枚目の楽天カード引き落とし口座は別にすることができますが、同じ引き落とし口座にすることももちろん可能です。

家族カード特有のデメリット
反対に家族カードを選択した場合のデメリット(不利な点)は以下のようなことがあります。
- 入会ポイントが少ない
- ETCカードは追加できない
- 引き落とし口座が分けられない
- プライバシーがない
それぞれ解説していきますね。
入会特典ポイントが少ない
楽天カードに本会員として入会すると特典で2,000ポイントがもらえます。
でも家族カードで発行した場合は、家族カード会員がもらえるポイントは200ポイントだけになります。
(200ポイントをもらうには別途受取申請が必要です)
この場合、本会員には1,000ポイントが入ります。
もし家族の方でも2,000ポイントとか大きなポイントが欲しいならば、個人で楽天本カードを作るのが望ましいでしょう。
申し込み種別 | 入会特典 | 備考 |
楽天カード | 2,000ポイント | はじめての利用で3,000ポイントが別でもらえるチャンスあり |
楽天家族カード | 200ポイント | 親カードには別途1,000ポイント入る |
etcカードは追加発行できない
楽天カード(親)1枚につき1枚発行申請できるETCカードなんですが、
家族カードではそれぞれにetcカードは発行申し込みできません。
もし家族が各個人でetcカードが欲しいと思ったら個人で本カードを作るほかありません。
引き落とし口座が分けられない
家族カードの場合、カード利用分の支払いは全てまとめて楽天カード本会員の登録口座に請求されます。
家族カードを保有している例えば奥さんの個人口座に請求を分けることはできません。
【関連記事】楽天カードと家族カードを別口座に分けるには?引き落とし別にしたい
プライバシーがない
請求もそうですが、利用履歴もすべて家族カードが使った分も親カードの楽天e-NAVIで一覧表示できます。
つまり旦那さんに内緒で趣味のマンガやブランド服をこっそり買ったとしても旦那さんにバレてしまいます。
夫婦であってもこうしたプライバシーは大切ですよね(汗)
逆にきっちりと家計を管理したいなら、家族カードはいいのかもしれません。
メリットとデメリットをよく考えて選ぼう
家族カードは使い方次第ではお得なカードではありますが場合によってはデメリットもありますね。
ただあくまでも家族カードなのであまり自由がきかない点も多いのがもっともですね。
年会費もずっと無料で、入会特典ポイントも多いので
楽天カードを本会員として申し込んだほうがお得かもしれませんね。
楽天家族カードの疑問を解説
楽天カードの家族カードについて、よくある質問について解説していきますね。
家族カード利用分を別口座からの引き落としはできるの?
夫婦別々の口座からカード利用代金を引き落としできるんでしょうか?
またその時の利用明細や限度額はどうなるんでしょうか?
具体的なケースで説明すると楽天カード家族カードを夫婦で持つ場合、旦那さんの利用分を三井住友銀行から、奥さん利用分を関西アーバン銀行からといった具合に、利用料金をそれぞれの各個人の別口座から引き落としはできるのでしょうか?
答えはできないです。残念ながら家族カードは、引き落としに別口座を登録することができません。
原則的に本カードの口座から、楽天カードと楽天家族カードの利用分を合算して引き落としになります。
もし夫婦で利用した分をそいれぞれ別口座で引き落としたい場合は、それぞれ1枚ずつ楽天カード(本カード)を作るしかありません。
あくまでも家族カードは本会員の紐付のカードの位置づけなのでしょうがありませんね。
もしも家族カード利用分を個々の口座から引き落としを行うとなった場合、カード会社的には家族カードをもつ方に支払能力あるかどうかを再度確かめなければなりません。
つまり家族カード発行の際に、それなりの審査が必要になってきます。
これでは、楽天カード(本カード)を発行するための手順と同じになってしまい、家族カードを発行するメリットがユーザー的にも楽天カード側にも意味がなくなってしまいます。
なので家族カード利用分を別々の口座で引き落とすのは無理というのも納得ですね。
家族カードの利用明細は別々にわかるの?
利用明細は各個人ごとに分けられて見ることができます。
紙の明細書の場合は、名義ごとに分けて印字されます。
例えば旦那さんの楽天カード利用分はこれだけ、奥さんの家族カード利用分はこれだけ使っていますと言うような感じになります。
利用限度額はどうなるの?
家族カードの場合、限度額は各個人ではなく本カード限度額を共有で利用する形になります。
つまり楽天カードと家族カード利用分を合算した合計額が、全体のショッピング限度額以下にならなければいけません。
もし自分一人で限度額いっぱいまでカードを自由に使いたい場合は、家族カードでなく自分自身の楽天カードを作るほかありません
あくまでも家族カードは本会員の紐付けカードなので、いろいろと自由は利かないということになりますね。
夫婦別々に楽天カードを持てる?
「同居している夫婦は住所が同じだから、楽天家族カードしか持てないんじゃない?」と思っている方もいるみたいですね。
これは完全な勘違いです。
住所が同じでも夫婦別々に楽天本カードをそれぞれ持つことができます。
またそれぞれの家族カードを持ち合うことも同時にできます。
一人で楽天カードと家族カードの二枚持ちはできる?
既に楽天カードを持っている人が、妻の楽天カードに紐付いた家族カードを申し込むことはできるんでしょうか?
つまり自分名義の本カードと妻の家族カードの二枚持ち可能でしょうか?
答えはこの楽天カードと家族カードの2枚持ちは可能なんです。
家計管理を考えるとこの家族カード2枚持ちは便利ですよね。
- 家族カードで支払い:マイカーのガソリン代、家族でレストランの食事代
- 個人の楽天カードで支払い:趣味のネットショッピング、同窓会の飲み代
こうした使い分けをすると、お金の出処がわかりやすくなりますね。
ちょっとポイント
銀行口座を用途ごとに分けたいならいっそのこと、別会社のクレジットカードを作ってしまうというのも一つの方法です。
楽天カードと同じく年会費が永年無料のカードを2枚目に持つという選択もありですね。
WEB申し込みから、最短当日にマルイで受け取れるエポスカードは、マルイだけでなく優待施設も多いので楽天カードとの2枚持ちで狙い目といえます。
【関連記事】詳細比較【エポスカードvs楽天カード】どっちがお得か比べたら2枚持ち使い分けがベスト
他にもイオンカードなら、イオンだけでなくダイエーやトップバリューなどの店舗でもお得な優待があります。
どの年会費無料カードが自分に向いているのかは、公式サイトで確認してくださいね。
家族の入会特典ポイントは主に親会員に
家族カードを申し込むと特典ポイントがもらえます。
その内訳は
- 親会員に1,000ポイント
- 家族カード会員に200ポイント
と親会員がほとんど持っていっちゃう感じになります。
本会員として楽天カードを申し込むと入会特典が2,000ポイントなので、この差は大きいですね。
楽天カードを申し込む方が、入会ポイントだけを考えるとお得ですよね。
カード利用獲得ポイントは本カード登録口座に
でもこの場合はカード利用獲得ポイントはどこに貯まるのでしょうか?
答えはカード利用分のポイントはそれぞれのポイント口座に加算されるです。
- 自分の楽天カード利用獲得分は自分の楽天ポイント口座に加算
- 家族カード利用獲得分は本カード名義の楽天ポイント口座に加算
もともと家族カードは家族でポイント共有ですからでしょうがありませんね。
もし、自分でポイントを貯めたい場合は、個人で入会することをおすすめします。
すでにある家族カードを楽天本カードに変更するには?
楽天家族カードをすでに持っていて、本カードを持ちたい場合は、今持っているカードを変更することはできません。
家族カードはあくまでも親会員の家族が持つカードで、親会員に紐づくもので家族に変更できることはないんですね。
ただし、家族カードを持っていても本カードを新規に申し込むことはできます。
つまり、変更ではなく、新しい自分名義の本カードを申し込むことで2枚持ちが完了します。
ポイント
- すでに持っている家族カードを本カードに変更することはできない
- 本カードを別に申し込んで、すでにある家族カードを解約すると、実質的には変更になる
家族カードと別に、本カードを申し込んで発行されると、新規入会ポイントもしっかりともらうことができるのでおすすめです。
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家族カードのデザインは親会員と別にできるの?
家族カードの場合、例えば夫が本会員で夫のカードが通常デザインで家族カードで作った妻のカードがパンダデザインにしたいと思ったら可能なのでしょうか?
答えは、カードデザインは家族それぞれ別にはできません。
残念ながら家族カードの場合、本カードと同じデザインになってしまいます。
他のカード会社の場合には、家族カードで別々のデザインが選べたりするところもありますが、楽天カードの場合はデザインを選ぶことができません。
もし、別のカードデザインで欲しいなら、家族カードではなく各個人で楽天カードを申込むほかありません。
やはり年会費が無料だったり安い分そういったところができないのかもしれません。
実際に、家族カードでもデザインを分けられるカード会社は、年会費が高かったりするのでカードデザイン選択の自由も年会費も理由の一つかもしれませんね。
家族カードも家計管理を考えるとメリットがありますが、限度額や使い勝手などを考えると本カードとして楽天カードを申し込むほうが何かといいですね。
楽天カードなら年会費もずっと無料で、特典ポイントも10倍もらえますよ♪
入会特典ポイントが不要な方は申し込まないで下さい。
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楽天本カードと家族カードの2枚持ちはカンタン
以上、すでに持ってる楽天家族カードから本カードの変更は?2枚持ちできる...という話題でした。
もう一度カンタンにまとめると
- 楽天家族カードから楽天本カードには変更(切り替え)はできない(一度2枚持ち)
- 楽天本カード保有者は家族カードも持てる(2枚持ちできる)
- 楽天カード保有者も自分の楽天カードを持てる(2枚持ちできる)
- 家族カード保有者も自分の楽天カードを申し込むときは新規入会特典をもらえる
- 楽天e-naviに家族カードが登録できないときには、本カードの住所などの情報が間違っていないか確認すること
ということがわかりました。
楽天カードは年会費無料なので、家族カードと本カードを2枚持ちして、使うシーンに合わせて支払口座を使い分けるのがおすすめです。
もし同居のご家族が派遣社員の場合、クレジットカードを申し込むときに書く会社名は派遣先なのか、派遣元か迷ってしまいますよね。
派遣社員の方の楽天カード申込みについて詳しくは以下のページをご覧ください。
【関連ページ】 派遣社員が楽天カードを申し込む時の勤務先は派遣先を書くべき?クレジットカードと派遣