
「定期預金と定額貯金って何が違うの?」
銀行で貯金を始めようとすると、似たような名前の商品が並んでいて迷ってしまいますよね。
特に、
- 定額貯金って積立のこと?
- ゆうちょだけの商品なの?
- どっちを選べばお得?
と疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、定期預金は「満期まで預けることを前提にした預金」、定額貯金は「一定期間後なら自由に引き出せる預金」です。
名前は似ていますが、仕組みや向いている人は大きく異なります。
この記事では、定期預金と定額貯金の違いを比較し、それぞれのメリット・デメリットやおすすめの選び方をわかりやすく解説します。
結論|「使う時期」が決まっているなら定期預金、決まっていないなら定額貯金
最初に違いをまとめると次のようになります。
| 比較項目 | 定期預金 | 定額貯金(ゆうちょ) |
|---|---|---|
| 預け先 | 銀行・信用金庫など | ゆうちょ銀行 |
| 預け方 | まとまった金額を一括で預ける | まとまった金額を一括で預ける |
| 積立できる? | 積立定期預金がある | 積立は別商品 |
| 途中で引き出す | 原則可能だが利息が減る | 6か月経過後なら自由に払い戻し可能 |
| 向いている人 | 使う時期が決まっている人 | 使う時期が未定の人 |
つまり、
- 〇年後に使う予定が決まっているなら定期預金。
- いつ使うかわからないけれど普通預金より増やしたいなら定額貯金。
このように考えると選びやすくなります。
定期預金とは?
定期預金とは、一定期間お金を預けることで普通預金より高い金利が期待できる預金商品です。
例えば、
- 1年
- 3年
- 5年
など、預ける期間をあらかじめ決めて契約します。
満期になるまでお金を動かさないことを前提としているため、計画的に貯金したい方に向いています。
定期預金のメリット
定期預金には次のようなメリットがあります。
- 普通預金より金利が高い
- 満期まで使えないので貯まりやすい
- 元本保証で安心して預けられる
教育資金や住宅購入資金など、使う時期が決まっているお金を管理するのに適しています。
定期預金のデメリット
一方で、途中で解約すると本来より低い金利が適用されることがあります。
急な出費に備えるお金まで定期預金へ入れてしまうと、不便に感じる場合もあります。
定額貯金とは?
定額貯金は、ゆうちょ銀行の代表的な預金商品の一つです。
定期預金と同じく、一括でお金を預けます。
ただし、大きな違いがあります。
それは、
預入後6か月を経過すると、いつでも払い戻しができる
という点です。
「使う時期は決まっていないけれど、普通預金よりは少しでも増やしたい」
という方に人気があります。
定期預金のメリット・デメリット
まずは定期預金から見ていきましょう。
定期預金は昔からある代表的な預金商品で、「○年間は使わないお金」を預けるのに向いています。
定期預金のメリット
定期預金には次のようなメリットがあります。
- 普通預金より金利が高い
- 満期まで引き出しにくいため貯めやすい
- 元本保証で安心して預けられる
- 満期日が決まっているので資金計画を立てやすい
例えば、
「2年後に車を買い替える予定」
「5年後に住宅購入の頭金として使いたい」
というように、使う時期が決まっているお金との相性は抜群です。
定期預金のデメリット
一方で注意点もあります。
- 満期前に解約すると利息が少なくなることがある
- 急な出費には対応しにくい
- 現在は超低金利なので大きく増えるわけではない
「絶対に使わないお金」を預けるのが基本です。
生活費や緊急資金まで定期預金へ入れてしまうのはおすすめできません。
定額貯金のメリット・デメリット
次に、ゆうちょ銀行の定額貯金です。
定額貯金も一括で預ける点は定期預金と同じですが、自由度が高いことが特徴です。
定額貯金のメリット
主なメリットはこちらです。
- 預入後6か月を過ぎれば自由に払い戻せる
- 使う時期が決まっていないお金を預けやすい
- 普通預金より金利が高い
- 元本保証なので安心
例えば、
「引っ越し資金だけど、いつ使うかわからない」
「車検代として置いておきたい」
というお金には使いやすいでしょう。
定額貯金のデメリット
反対にデメリットもあります。
- ゆうちょ銀行だけの商品
- 積立式ではない
- 利息だけで資産を増やすことは難しい
名前だけ見ると積立貯金のように思えますが、実際は一括預入の商品です。
「定額貯金=積立」ではないので注意
実は、この勘違いをしている方は少なくありません。
「定額貯金」という名前から、
毎月積み立てる預金
だと思われがちです。
しかし、ゆうちょ銀行の定額貯金は積立ではありません。
最初にまとまったお金を預ける商品です。
毎月コツコツ積み立てたい場合は、
- 積立定期預金
- 自動積立定期貯金(ゆうちょ)
など別の商品になります。
この違いを覚えておくだけでも、商品選びで迷いにくくなるでしょう。
積立定期預金との違い
積立定期預金は、毎月決まった金額を積み立てていく預金です。
比較すると次のようになります。
| 商品 | 預け方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 定期預金 | 一括で預ける | まとまったお金がある人 |
| 定額貯金 | 一括で預ける | 使う時期が未定の人 |
| 積立定期預金 | 毎月積み立てる | 毎月コツコツ貯めたい人 |
つまり、
ボーナスを預けるなら定期預金。
毎月1万円ずつ貯めたいなら積立定期預金。
まだ使う予定が決まっていないお金なら定額貯金。
このように考えると選びやすくなります。
どちらを選べばいい?迷ったらこの基準
迷ったときは、
「いつ使うお金なのか」
を考えてみましょう。
定期預金がおすすめ
- 1年後に使う
- 教育費
- 車購入
- 住宅資金
定額貯金がおすすめ
- 使う時期が決まっていない
- 急に必要になるかもしれない
- 普通預金より少し増やしたい
目的が決まれば、どちらを選ぶべきか自然と見えてきます。
ケース別|定期預金と定額貯金はどっちがおすすめ?
ここまで違いを説明してきましたが、
「結局、自分にはどちらが向いているの?」
と迷う方もいるでしょう。
ここでは、よくあるケースごとにおすすめの預金方法を紹介します。
ケース① ボーナスや退職金を安全に預けたい
おすすめ:定期預金
ボーナスや退職金など、まとまったお金がある場合は定期預金が向いています。
例えば、
- ボーナス50万円
- 退職金100万円
- 相続したお金
などです。
数年以内に使う予定が決まっているなら、普通預金へ置いておくよりも計画的に管理できます。
ケース② 毎月コツコツ貯めたい
おすすめ:積立定期預金
毎月1万円、2万円と積み立てたい方には積立定期預金がおすすめです。
給与日に自動で積み立てる設定にしておけば、
「今月は使い過ぎた」
ということも減らせます。
なお、
ゆうちょ銀行の定額貯金は積立ではありません。
毎月積み立てたい場合は、
「自動積立定期貯金」
など別の商品を選びましょう。

ケース③ いつ使うかわからないお金を預けたい
おすすめ:定額貯金
例えば、
- 車検代
- 引っ越し費用
- 医療費
- 修理費
など、
「数年以内には使うかもしれない」
というお金なら定額貯金が向いています。
6か月経過すれば払い戻ししやすいので、
普通預金より少し増やしたい方におすすめです。
ケース④ 教育費や住宅資金を準備したい
おすすめ:定期預金・積立定期預金
使う時期が決まっている教育費や住宅購入資金は、定期預金との相性が良いでしょう。
例えば、
- 子どもの大学進学
- マイホーム購入
- リフォーム資金
などです。
ゴールが決まっているほど、計画的に貯めやすくなります。
フローチャートで選ぶとわかりやすい
迷ったときは、次のように考えてみてください。
まとまったお金がありますか?
↓
はい
↓
使う時期は決まっていますか?
↓
はい
→ 定期預金
↓
いいえ
→ 定額貯金
まとまったお金はありません
↓
毎月積み立てたいですか?
↓
はい
→ 積立定期預金
この考え方なら、自分に合った預金方法を選びやすくなります。
今は預金だけで資産を増やすのは難しい時代
定期預金も定額貯金も、安全にお金を管理できる点は大きなメリットです。
しかし現在は超低金利のため、
「預金だけでお金を大きく増やす」
ことは難しくなっています。
例えば100万円を預けても、受け取れる利息は以前ほど多くありません。
そのため最近では、
- 定期預金で安全に貯める
- 家計管理を見直す
- 固定費を減らす
これらを組み合わせる人が増えています。
一番効果が大きいのは固定費の見直し
実は、毎月の貯蓄額を増やす一番簡単な方法は、
「支出を減らすこと」
です。
例えば、
- スマホ料金
- インターネット料金
- 保険料
- サブスク
- 公共料金
などは、一度見直すだけで毎月数千円節約できることもあります。
浮いたお金をそのまま積立預金へ回せば、無理なく貯蓄額を増やせます。
クレジットカード払いならポイントも貯まる
固定費をクレジットカード払いにすると、
節約だけでなくポイントも貯まります。
特に毎月必ず発生する、
- 電気代
- ガス代
- 水道代
- 携帯電話料金
などは年間で数十万円になることもあります。
還元率の高いカードを利用すれば、年間数千円分以上のポイントになる場合もあります。
→ 固定費を払うなら楽天カードよりリクルートカード?年間ポイント差を計算してみた
預金と家計改善を組み合わせるのがおすすめ
現在は、
「利息だけで資産を増やす」
時代ではありません。
だからこそ、
- 定期預金・定額貯金で安全に貯める
- 固定費を見直す
- ポイントを効率よく貯める
この3つを組み合わせることで、より効率的に家計改善を進めることができます。

よくある質問(FAQ)
定期預金は途中で解約できますか?
はい、途中で解約することはできます。
ただし、満期前に解約すると通常より低い金利(中途解約利率)が適用されることが一般的です。
そのため、しばらく使う予定がないお金を預けるのがおすすめです。
定額貯金はいつでも引き出せますか?
ゆうちょ銀行の定額貯金は、預け入れから6か月を経過すると払い戻しができます。
その後は満期を待たずに払い戻せるため、使う時期が決まっていない資金との相性が良い預金商品です。
定額貯金と積立定期預金は同じですか?
いいえ、違います。
定額貯金は最初にまとまった金額を預ける商品です。
一方、積立定期預金は毎月決まった金額を積み立てていく商品になります。
名前が似ているため混同されやすいですが、仕組みはまったく異なります。
定期預金と普通預金はどちらがおすすめですか?
すぐに使う予定があるお金なら普通預金がおすすめです。
一方で、
- 教育費
- 車購入資金
- 住宅資金
など、使う時期が決まっているお金なら定期預金が向いています。
目的に応じて使い分けるのが基本です。
定額貯金はゆうちょ銀行だけですか?
一般的に「定額貯金」という商品名は、ゆうちょ銀行の預金商品を指します。
民間銀行では「定期預金」や「積立定期預金」などの商品名が一般的です。
利息には税金がかかりますか?
はい。
定期預金・定額貯金ともに、受け取る利息には原則として税金がかかります。
実際には税金が差し引かれた状態で利息が入金されるため、自分で確定申告を行うケースは多くありません。
子ども名義でも預金できますか?
はい。
金融機関の条件を満たせば、未成年名義でも預金口座を開設できます。
教育資金を計画的に準備したい場合にも利用されています。
預金だけで資産形成できますか?
現在は超低金利のため、預金だけで資産を大きく増やすことは難しい状況です。
そのため最近では、
- 定期預金で安全に貯める
- 家計を見直す
- 固定費を削減する
- ポイント還元を活用する
などを組み合わせて資産形成を進める方が増えています。
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まとめ
以上、「定期預金と定額貯金の違いとは?メリット・デメリットをわかりやすく比較」というお話でした。
名前が似ているため混同されやすい2つですが、実際には目的や使い方が大きく異なります。
もう一度まとめると、
| 目的 | おすすめの預金商品 |
|---|---|
| まとまったお金を一定期間預けたい | 定期預金 |
| 使う時期が決まっていないお金を預けたい | 定額貯金 |
| 毎月コツコツ貯めたい | 積立定期預金 |
| 教育費や住宅資金を準備したい | 定期預金・積立定期預金 |
定期預金は、満期まで預けることで計画的に貯めやすい預金です。
一方、ゆうちょ銀行の定額貯金は、6か月経過後であれば自由に払い戻しができるため、使う時期が未定のお金を預けるのに適しています。
また、現在は超低金利が続いているため、預金だけで資産を増やすのは簡単ではありません。
だからこそ、
- 預金商品を上手に使い分ける
- 固定費を見直して毎月の貯蓄額を増やす
- クレジットカードのポイント還元も活用する
といった方法を組み合わせることで、無理なく家計改善につなげることができます。
まずは「何のために貯めるお金なのか」を明確にし、自分に合った預金方法を選んでみてください。

