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イオンで他社QRコード決済が使えないのは独占禁止法違反じゃないの?

イオンは独占禁止法違反では?

「イオンでPayPayが使えない」「楽天ペイやd払いまで使えないのはなぜ?」と疑問に感じる人もいるでしょう。

さらに、自社のAEON Payを使えるようにして他社QRコード決済の取り扱いを終了すると、「これって他社を排除していることにならないの?」「独占禁止法は大丈夫?」という疑問も出てきます。

結論からいうと、自社店舗で他社QRコード決済を採用しないという事実だけで、直ちに独占禁止法違反になるとは考えにくいでしょう。この記事では、イオンのQRコード決済に何が起きたのか、独占禁止法との関係を分かりやすく解説します。

結論|他社QRコード決済を扱わないだけで直ちに独占禁止法違反にはならない

まず結論からいうと、

「イオンがAEON Payを使えるようにして、PayPayや楽天ペイなどの他社QRコード決済を取り扱わない」

ということだけで、直ちに独占禁止法違反になるわけではありません。

店舗がどの決済サービスを導入するかは、基本的には事業者自身が判断することだからです。

たとえば、ある飲食店ではPayPayだけ使える。

別のスーパーでは楽天ペイもd払いも使える。

また別の店ではQRコード決済自体に対応していない。

このような違いは普通にあります。

店舗がすべての決済事業者と契約しなければならないというわけではありません。

ただし、

「自社の決済サービスを優先するなら何をやっても問題ない」

という意味でもありません。

市場での立場を利用して競争事業者を不当に締め出したり、取引先に不利益な条件を押し付けたりする事情があれば、独占禁止法上の問題が検討される可能性があります。

つまり、

AEON Payを優先している=違法

でも、

イオンは独占企業ではない=絶対に合法

でもありません。

どのような方法で他社サービスの取り扱いを終了し、それによって市場の競争へどのような影響が生じるのかが重要になります。

イオンで何が変わった?

イオングループの一部店舗では、2025年に他社のコード決済サービスの取り扱いが終了しました。

対象となった店舗・売場では、それまで利用できていた決済方法が使えなくなったため、

「いつもPayPayで払っていたのに使えない」

「楽天ペイがレジで使えなかった」

という利用者が出てきたわけです。

対象となったコード決済には、PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイなどがあります。

一方で、イオングループには自社のスマホ決済サービスである「AEON Pay」があります。

このため利用者から見ると、

他社QRコード決済
↓
取り扱い終了

AEON Pay
↓
利用できる

という状態になり、

「自社決済へ誘導するために他社を締め出しているのでは?」

と感じるのも不思議ではありません。

しかし、ここで注意したいのが「イオンなら全国どこでもPayPayや楽天ペイが使えない」とは限らないことです。

イオンのすべての店舗でPayPay・楽天ペイが使えないわけではない

「イオンで他社QRコード決済が使えなくなった」と聞くと、全国すべてのイオン関連店舗や売場で一斉にPayPayなどが使えなくなったように思えます。

しかし、イオングループには、

  • イオン
  • イオンスタイル
  • マックスバリュ
  • ダイエー
  • グルメシティ
  • イオンモール内の専門店

など、さまざまな店舗・業態があります。

さらに、イオンモールの中に入っている専門店は、それぞれのテナントが独自の決済方法を導入している場合があります。

そのため、

「イオンモールではPayPayが使えない」

と一括りにはできません。

食品売場では使えなくても、同じ建物内の飲食店や専門店では使えるということも考えられます。

PayPayや楽天ペイなどを使いたい場合は、実際に買い物する店舗や売場の対応状況を確認するのが確実です。

なぜイオンは他社QRコード決済の取り扱いを終了した?

ここで気になるのが、

「そもそも、なぜ使える決済方法を減らしたの?」

という点です。

利用者からすれば決済方法は多いほど便利です。

一方、店舗側から見ると、決済サービスを増やせば必ずメリットだけが増えるとは限りません。

ただし、イオンが個々の決済サービスの終了理由について、すべて「この理由で終了した」と説明しているわけではありません。

ここでは一般的なキャッシュレス決済の事情と、イオンのサービス展開から考えられる背景を整理します。

外部決済サービスには決済コストがかかる

PayPayや楽天ペイ、d払いなどのキャッシュレス決済では、一般的に加盟店側に決済手数料などのコストが発生します。

手数料率や契約条件は決済事業者、店舗規模、契約内容などによって異なるため、一律ではありません。

スーパーのように毎日大量の決済が発生する業態では、わずかな決済コストの違いでも全体では大きな金額になる可能性があります。

そのため一般論として、自社グループの決済サービスを利用してもらうことには、外部サービスへのコストを抑えたり、グループ内で決済を完結させやすくしたりするメリットが考えられます。

ただし、

「イオンがPayPayなどを終了した理由は決済手数料が高いからだ」

と断定するのは避けたほうがいいでしょう。

あくまで自社決済を強化する一般的なメリットの一つとして考えるのが適切です。

AEON Payを中心としたサービスを強化できる

イオンには、

イオンカード
↓
AEON Pay
↓
WAON
↓
WAON POINT

という自社グループの決済・ポイントサービスがあります。

利用者がこれらを使えば、イオングループとしては決済からポイントまで自社サービス内でつなげやすくなります。

また、自社サービスを利用してもらうことで、購買データをサービス改善やマーケティングなどに活用しやすくなるメリットも考えられます。

楽天が楽天カード、楽天ペイ、楽天ポイントなどを展開しているのと同じように、大手企業が自社の決済・ポイントサービスを強化すること自体は珍しいものではありません。

2025年6月には新しいAEON Payもスタート

イオンは2025年6月26日、AEON Payのコード払いと電子マネーWAONの「WAONタッチ」を一つのアプリで利用できる新しいAEON Payをスタートしました。

それまで別々の決済として意識することが多かったAEON PayとWAONを、より一体的に利用できるようになっています。

こうした動きを見ると、イオンが自社の決済サービスを強化していることは分かります。

ただし、

「新AEON Payを普及させるために他社QRコード決済を終了した」

とまで断定するには注意が必要です。

時期が近いことと、終了理由がそれだけだったということは別だからです。

そもそも独占禁止法とは?

では、今回の記事の本題である独占禁止法について見ていきましょう。

正式名称は「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」です。

名前だけを見ると、

「市場を独占している巨大企業を取り締まる法律」

というイメージを持つかもしれません。

しかし、独占禁止法が対象としているのは「独占企業」だけではありません。

市場で公正かつ自由な競争が行われるようにするため、さまざまな行為についてルールが定められています。

代表的なものを簡単に整理すると次のようになります。

主な規制どのようなもの?
私的独占他社を排除・支配して市場競争を制限する行為
不当な取引制限カルテルや入札談合など
不公正な取引方法不当な取引拒絶、排他条件付取引など
優越的地位の濫用優位な立場を利用して取引先へ不当に不利益を与える行為など

そのため、

「イオンは日本のスーパーを独占していない」

という事実だけで、独占禁止法を考える必要がなくなるわけではありません。

今回重要なのは、「イオンが独占企業かどうか」だけではなく、他社QRコード決済を取り扱わないという行為が、市場での公正な競争を不当に妨げるようなものなのかという点です。

店舗は使える決済方法を自由に決めていいの?

基本的には、どの決済サービスを採用するのかは店舗側の経営判断です。

公正取引委員会の「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」でも、事業者がどの事業者と取引するかは基本的に自由であり、価格、品質、サービスなどを考慮して独自の判断によって取引先を選ぶことは、基本的には独占禁止法上問題となるものではないという考え方が示されています。

これをイオンの決済へ置き換えて考えてみましょう。

店舗側が、

「PayPayを導入する」

「楽天ペイは導入しない」

「AEON Payを導入する」

「そもそもQRコード決済を導入しない」

と判断すること自体は、基本的には事業者側の選択ということになります。

実際、現金しか使えない飲食店があるからといって、それだけでクレジットカード会社を不当に排除しているとは通常考えません。

同じように、

「AEON Payを使えてPayPayを使えない」

という状態だけを見て、

「PayPayを排除したから独占禁止法違反だ」

と判断することはできません。

重要なのは、その取引拒絶や条件設定がどのような目的・方法で行われ、市場競争へどのような影響を与えているのかです。

「自社決済だけ優遇する=違法」ではない

もう一つ誤解しやすいのが、

「AEON Payを使う人だけポイントを増やすのは不公平では?」

という点です。

自社のクレジットカードやスマホ決済を利用した人へポイントを付与したり、キャンペーンを実施したりすること自体が、直ちに独占禁止法違反になるわけではありません。

実際、多くの企業が自社カードや自社アプリの利用者向けに独自の特典を提供しています。

イオンがAEON Payやイオンカードの利用者へ特典を用意することと、競争事業者を不当な方法で市場から締め出すことは分けて考える必要があります。

では、どのようなことをすると独占禁止法上の問題になる可能性が出てくるのでしょうか。

どんな場合なら独占禁止法上の問題になる?

イオンが自社店舗でPayPayや楽天ペイなどを採用しないだけで、直ちに独占禁止法違反になるとは考えにくいでしょう。

ただし、店舗が決済方法を選択することと、競争相手を不当な方法で市場から締め出すことは別です。

公正取引委員会も、事業者には原則として取引先を選択する自由がある一方、競争者を市場から排除するなどの不当な目的を達成する手段として取引を拒絶し、相手方の通常の事業活動が困難になるような場合などには、独占禁止法上問題となることがあるという考え方を示しています。

では、今回のケースではどのような場合に問題になる可能性があるのでしょうか。

競争事業者を締め出す目的で圧力をかける

たとえば、自社店舗で他社QRコード決済を取り扱わないだけではなく、その立場を利用して他の事業者にも、

「この決済サービスを取り扱わないように」

と圧力をかけるようなケースです。

単に、

「自分の店では採用しません」

という話と、

「ほかの店でも採用させないようにする」

という話では意味が大きく違います。

後者のような行為によって競争事業者の事業活動が困難になり、市場の競争が制限されるような事情があれば、独占禁止法上の問題が検討される可能性があります。

取引先に不当な条件を押し付ける

イオンモールなどには、多数の専門店や飲食店がテナントとして入っています。

仮に取引上優越した立場を利用して、取引先に正常な商慣習に照らして不当に不利益となる条件を押し付けるような事情があれば、「優越的地位の濫用」などが問題になる可能性があります。

ただし、

「テナントにAEON Payの導入を求めた」

という事実だけで、直ちに優越的地位の濫用になるわけではありません。

契約内容、取引関係、相手側に生じる不利益などを含め、個別の事情によって判断されます。

「取引拒否」なら違法になるの?

独占禁止法には「取引拒絶」という考え方があります。

そのため、

「PayPayとの取引をやめたなら取引拒絶だから違法では?」

と思うかもしれません。

しかし、取引をしないこと自体がすべて違法になるわけではありません。

事業者には原則として取引先を選択する自由があるからです。

たとえばスーパーが、

A社の商品を仕入れる
B社の商品は仕入れない
C社の商品は取り扱いを終了する

という判断をすることは普通にあります。

決済サービスについても、

PayPayを導入する
楽天ペイを導入しない
AEON Payを採用する

といった判断があるだけで直ちに違法とはいえません。

一方、競争を不当に制限する目的や効果を伴う取引拒絶などについては、独占禁止法上問題となる場合があります。

つまり、「取引をやめたかどうか」だけではなく、なぜ行われたのか、市場へどのような影響があるのかまで見る必要があります。

イオンが大企業だから問題になるわけでもない

イオンは全国に多数の店舗を展開する大企業です。

そのため、

「これだけ大きな会社が自社決済を優先するのは問題では?」

と感じる人もいるでしょう。

しかし、

大企業が自社サービスを優先する=独占禁止法違反

というわけではありません。

反対に、

市場を完全に独占していなければ何をしても問題ない

というわけでもありません。

企業の市場での地位は、独占禁止法上の判断材料の一つになり得ますが、それだけで違法・合法が決まるものではありません。

今回の記事で覚えておきたいのは、

「イオンが小売業界を独占しているか?」

だけを見るのではなく、

「他社QRコード決済を取り扱わないことによって、市場での公正な競争が不当に妨げられているか」

を見るという点です。

現時点では「違法」と考える必要はない

ここまでを整理すると、イオンの一部店舗でPayPayや楽天ペイなどの他社QRコード決済を取り扱わなくなったという事実だけで、利用者側が「独占禁止法違反だ」と判断するのは難しいでしょう。

店舗には採用する決済サービスを選ぶ自由があります。

また、利用者には現金やクレジットカード、WAON、AEON Payなど別の支払い方法もあります。

他社QRコード決済についても、イオン以外の多くの店舗で利用できます。

もちろん、独占禁止法上の最終的な評価は具体的な契約関係や市場への影響などを踏まえて判断されるものです。

そのため、

「絶対に問題にならない」

と断定するのではなく、

現在確認できる「他社QRコード決済を自社店舗で取り扱わない」という事情だけでは、直ちに独占禁止法違反になるとは考えにくい

と理解しておくのがいいでしょう。

PayPayや楽天ペイが使えないイオンでは何で払う?

法律上問題があるのか分かったところで、利用者にとっては、

「結局、レジでは何で払えばいいの?」

という問題が残ります。

PayPayや楽天ペイを普段から使っている人は、レジで初めて使えないと分かると困ってしまいます。

代表的な選択肢を整理すると次のようになります。

支払い方法特徴
AEON Payイオンのスマホ決済を利用したい人向け
WAONイオンで使いやすい電子マネー
イオンカードイオンの特典を活用したい人向け
他社クレジットカード対応ブランドなら利用可能
現金キャッシュレスにこだわらない場合の選択肢

※利用できる決済方法は店舗・売場によって異なる場合があります。

AEON Payを使う

今後もイオンを頻繁に利用するなら、AEON Payは分かりやすい選択肢です。

スマートフォンでコード決済ができるため、

「これまでPayPayを使っていたので、同じようにスマホで支払いたい」

という人にも使いやすいでしょう。

イオンカードやWAON POINTなどイオン系サービスを利用している人なら、まとめて管理しやすいのもメリットです。

WAONを使う

すでに電子マネーWAONを利用しているなら、そのままWAONで支払う方法もあります。

新AEON Payでは「WAONタッチ」も利用できるようになっており、コード払いと電子マネーを使い分けられます。

普段からイオンを利用している人にとっては馴染みのある支払い方法でしょう。

クレジットカードを使う

「AEON Payを使うためだけに新しくアプリを増やしたくない」

という人なら、クレジットカードで支払う方法もあります。

PayPayや楽天ペイなどのQRコード決済が使えない店舗でも、クレジットカードには対応している場合があります。

必ずしもイオンカードでなければならないわけではなく、店舗が対応している国際ブランドのクレジットカードなら支払いに利用できます。

そのため、普段使っているクレジットカードがある人は無理にAEON Payへ変更する必要はありません。

楽天ペイを使いたいなら楽天カードで払う方法もある

楽天ポイントを貯めている人にとっては、

「イオンで楽天ペイが使えないなら困る」

と感じるかもしれません。

ただ、楽天ペイが使えなくても、楽天カードなどのクレジットカードが利用できる店舗であれば、カード払いという選択肢があります。

つまり、

楽天ペイが使えない
=楽天系サービスがすべて使えない

というわけではありません。

「QRコード決済にこだわるのか」「ポイントを貯めることを優先するのか」で支払い方法を選ぶといいでしょう。

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イオンモールのテナントならPayPayが使えることもある?

ここは勘違いしやすいポイントです。

イオンモールという建物の中にあるからといって、すべての店舗の決済方法が同じとは限りません。

イオン直営売場と、モール内に入っている専門店や飲食店では、運営する事業者が異なることがあります。

そのため、

イオンの食品売場
→ PayPayが使えない

同じイオンモール内の飲食店
→ PayPayが使える

といったケースもあり得ます。

「イオンモールだからPayPayは全部使えない」と判断せず、利用する店舗ごとに対応する決済方法を確認するのが確実です。

イオンのQRコード決済でよくある質問

Q. イオンでPayPayが使えないのはなぜ?

イオングループの一部店舗では、PayPayなど他社コード決済の取り扱いを終了しています。

ただし、その理由をすべて「AEON Payへ誘導するため」「手数料を削減するため」などと断定することはできません。

イオンが自社決済サービスを強化していることなどを含め、複数の事情を分けて考える必要があります。

Q. イオンで楽天ペイも使えない?

一部店舗・売場では楽天ペイを含む他社コード決済を利用できない場合があります。

一方、イオンモール内の専門店などでは利用できることもあるため、店舗ごとに確認してください。

Q. d払い・au PAY・メルペイも使えない?

他社コード決済の取り扱いを終了した対象店舗では、d払い、au PAY、メルペイなども利用できない場合があります。

対応状況は店舗・売場によって異なるため、店頭表示や公式情報を確認するのが確実です。

Q. AEON Payだけ使えるのは独占禁止法違反では?

AEON Payを採用し、他社のQRコード決済を採用しないという事実だけで直ちに独占禁止法違反になるわけではありません。

事業者がどの事業者と取引するかは、基本的には自由だからです。

ただし、競争事業者を不当に市場から排除するような行為などがあれば、独占禁止法上の問題が検討される場合があります。

Q. AEON Payを優遇するのは法律上問題ない?

自社決済の利用者にポイントやキャンペーンなどの特典を提供すること自体が、直ちに独占禁止法違反になるわけではありません。

競争を不当に制限するような条件や行為があるかどうかとは分けて考える必要があります。

Q. イオンモールなら全部PayPayが使えない?

一概にはいえません。

イオン直営売場とモール内のテナントでは運営会社が異なることがあり、対応する決済方法も違う場合があります。

PayPayを使いたい場合は、それぞれの店舗で確認しましょう。

Q. AEON Payを使わないとイオンで買い物できない?

AEON Pay以外にも、現金、WAON、クレジットカードなど複数の支払い方法があります。

ただし、利用できる決済方法は店舗・売場によって異なる場合があります。

まとめ|他社QR決済が使えないだけで独占禁止法違反とはいえない

以上、イオンで他社QRコード決済が使えないのは独占禁止法違反じゃないの?というお話でした。

イオンの一部店舗でPayPayや楽天ペイなどの他社QRコード決済が使えなくなり、AEON Payが利用できる状態を見ると、「自社決済だけを優遇するのは問題では?」と感じる人もいるでしょう。

しかし、事業者には基本的に取引先を選択する自由があり、自社店舗でどの決済サービスを採用するかを決めること自体は、直ちに独占禁止法違反になるものではありません。

一方で、競争事業者を市場から不当に締め出したり、取引上の立場を利用して取引先へ不当に不利益な条件を押し付けたりするような事情があれば、独占禁止法上の問題が検討される可能性があります。

そのため、「イオンは大企業だから違法」「AEON Payしか使えないから違法」と単純に判断するのではなく、どのような行為が行われ、市場の競争へどのような影響を与えるのかを見ることが重要です。

利用者側としては、PayPayや楽天ペイが使えない場合でも、AEON Pay、WAON、クレジットカード、現金など別の支払い方法があります。

普段利用するポイントやカードも考えながら、自分に合った支払い方法を選ぶといいでしょう。

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