定期預金と定額貯金の違いとは?具体例でわかりやすく解説

「貯金を始めたいけど、定期預金定額貯金(積立)って何が違うの?」
「ゆうちょの定額貯金って、積立のことじゃないの?」

定期預金と定額貯金。名前が似ていてややこしいこの2つ。実は、使い方や向いている場面がぜんぜん違うんです!

この記事では、定期預金と定額貯金の違いをわかりやすく解説しながら、具体的なケース別にどちらが合っているかをご紹介します。

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定期預金と定額貯金(積立)の違い

そもそも定期預金と定額貯金ってどう違うのか、ざくっと比較表にしてみました。

項目 定期預金(一般的な銀行) 定額貯金(ゆうちょ)
預け方 最初にまとまった金額を預ける 一括で預け、6ヶ月後から自由解約可
積立型(参考) 毎月一定額を積み立てる(積立定期) ゆうちょには積立預金は別商品で存在
引き出し 満期まで原則引き出せない 6ヶ月後ならいつでもOK
金利 普通預金より高い やや高めで、経過期間で利率が変動

むいているのはどっち?ケース別に提案

 ケース①:ボーナスや退職金を安全に運用したい

定期預金がおすすめ!

こんな人に:

  • 「50万円のボーナスが入ったけど、使う予定はしばらくない」
  • 退職金を一部だけ安全に寝かせておきたい

👉 まとまったお金があり、すぐに使う予定がないなら定期預金が◎

満期まで引き出せないけれど、その分金利は普通預金より高めで安心。


ケース②:月々コツコツ貯金していきたい

積立定期預金または「定額貯金(誤解に注意)」がおすすめ!

こんな人に:

  • 毎月1万円ずつ自動的に貯金していきたい
  • 「旅行資金を1年後に使えるよう貯めておきたい」

👉 積立定期預金(銀行)なら、給与から毎月自動で引き落とされて確実に貯まる。

ゆうちょ銀行の場合、「自動積立定期貯金」という商品が別にあるので、定額貯金=積立型ではないことに注意!


 ケース③:いつ使うかわからないけど、普通預金よりは増やしたい

ゆうちょの定額貯金がおすすめ!

こんな人に:

  • 引っ越し資金だけど、タイミングはまだ未定
  • 「急に使う可能性もあるけど、少しでも利息がついてほしい」

👉 定額貯金(ゆうちょ)は6ヶ月後からいつでも引き出せる柔軟さが魅力。

しかも、預けた期間が長いほど利率が上がる仕組みになっている。


 ケース④:教育費やマイホーム頭金など将来の大きな出費に備えたい

積立定期預金(銀行) or 財形貯蓄制度(勤務先)

こんな人に:

  • 子どもが高校に入る頃までに100万円貯めたい
  • 「住宅購入を5年後に予定している」

👉 目標額と期間が決まっている場合、自動積立型の定期預金や財形貯蓄がぴったり。

手をつけにくく、自動で貯まるので、強制的にお金を残せます。


まとめ|預金商品は“目的と使い方”で選ぼう!

いろんなケースを想定しておすすめを提案しましたが、いずれの預金商品を選ぶのかは、目的と使い方を明確にすることです。表にまとめてみるとこんな感じです。

目的 おすすめ商品
まとまったお金を安全に運用 定期預金(銀行・ゆうちょ定期)
月々コツコツ計画的に貯めたい 積立定期預金(銀行)
いつ使うかわからないが増やしたい ゆうちょの定額貯金
将来の大きな支出に備えたい 財形・積立定期預金など

「積立したい=定額貯金」と思い込まないことが大切!

特にゆうちょの「定額貯金」は積立式ではなく一括預け入れなので、名称に惑わされないよう注意が必要です。


お金の“預け先”もライフプランの一部

以上、定期預金と定額貯金の違いとは?具体例でわかりやすく解説…というお話でした。

貯金方法を見直すだけで、同じ金額でもより効率よく増やせることがあります。定期預金と定額貯金の違いを知ることは、将来の安心にもつながります。

あなたの今のライフスタイルやお金の使い道に合わせて、ぜひ最適な預金方法を選んでみてくださいね。

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