親戚から新築祝いをいただいた後、「親戚にもお返しって必要なのかな」「どれくらいの金額で何を返すのが正解なんだろう」と迷う人は多いです。
しかも新築って引っ越しや手続きで慌ただしく、細かいマナーまで気が回らない時期なんですよね。
そこでこの記事では、親戚への新築内祝いの相場、失敗しない品物、のしの選び方まで一つずつ整理してお伝えします。
実際のところ“何をどこまでやれば十分なのか”が分かるので、このまま読み進めてもらうとスッと判断しやすくなるはずです。
この記事のもくじ
親戚へ新築祝いのお返しは必要なのか
基本ルール：形式的でもいいので「お返しをする」が無難
結論、新築祝いに対しては感謝の気持ちとしてお返しをするのが一般的です。
親戚の場合「気にしなくていいよ」と言われることもありますが、実際は何かしら返しておく方が後々スムーズです。
親戚づきあいは長く続くので“お礼の形が残る”という点が重要になります。
親や祖父母は例外的に「お返し不要」が多い
親・祖父母は例外で、経済的な援助という意味合いが含まれている場合が多く、お返しを期待していません。
この場合は内祝いではなく、引っ越し後に食事へ招いたり、写真入りの礼状を添えるだけで十分です。
親戚同士のローカルルールがあることも
地域によって「新築祝いは食事会でもてなせばOK」という風習が残っているケースもあります。
その場合でも、遠方の親戚には品物を贈るなど柔軟に対応したほうが印象が良いです。
新築祝いのお返しの金額相場
相場は「3分の1〜半額」が基本
一般的にはいただいた額の3分の1〜半返しが目安になります。
例えば以下が一つの基準です。
5,000円 → 1,500〜2,500円
10,000円 → 3,000〜5,000円
30,000円 → 10,000〜15,000円
キリがよく、相手にとっても負担にならない金額感です。
親戚には“半返し寄り”がちょうどいい
親戚の場合はややしっかりめに返す方が多いです。
「気を使わないで」と言われても後々の印象を考えると、無難ラインは半返し寄りです。
高額なお祝いをもらったケースは？
10万円など高額の場合、半返しをすると相手に気を遣わせるので、3分の1程度に抑えることもよくあります。
それでもしっかり感は出ますし、品物の選択肢も広がります。
新築内祝いとして喜ばれる品物
定番① カタログギフト（迷ったらこれ）
年齢・好み・家族構成がバラバラな親戚には、結局これが一番安心です。
相手が選べるのでミスマッチが起きにくいのが最大のメリットです。
定番② 食べ物・飲み物の“消えもの”
内祝いの鉄板ジャンルです。
渡しやすい・受け取りやすい・困らないの三拍子が揃っています。
具体的には下記が人気です。
高級焼き菓子
和菓子詰め合わせ
コーヒー・紅茶セット
出汁・オイルなど調味料ギフト
ビールやジュースのセット
冷蔵品よりも常温保存できる物の方が相手にやさしいですね。
定番③ タオルや日用品
今治タオルなど質の良いものを選ぶと喜ばれやすいです。
普段使いしやすいので、もらった側の収納スペースにも負担がありません。
名入れや写真入りは避けたほうが無難な場合も
出産内祝いでは名入れギフトが人気ですが、新築内祝いでは好みが分かれるので避けておいた方が安全です。
特に親戚の年齢がバラバラだと意外と気を使わせてしまいます。
のしの書き方と基本マナー
水引は「紅白の蝶結び」
新築の内祝いは人生で何度あっても良いお祝い事なので蝶結びを使います。
結婚祝いのような固く結ぶ結び切りではない点に注意してください。
表書きは「新築内祝」または「内祝」
どちらでも正式です。
迷ったら「内祝」で問題ありません。
名字だけでOK
のし下部には世帯主の名字を書くのが一般的です。
夫婦連名にする必要はありませんが、地域によってはフルネームを書く場合もあります。
お返しを贈るタイミング
1〜2ヶ月以内が基本
引越し直後は忙しいですが、内祝いはなるべく早めが丁寧な印象になります。
特に目上の親戚には遅くならないよう注意したいところです。
品物と一緒に「手書きメッセージ」を添えると好印象
メールやLINEだけでも悪くありませんが、メッセージカードを一枚添えるだけで印象はグッと変わります。
気持ちが伝わりやすいので、相場よりも“人として丁寧かどうか”が大切です。
親戚への新築内祝いでよくある悩み
いただいた物が分からない・金額が不明なとき
兄弟や親を通して情報を確認するのが一番手早いです。
どうしても不明なら、気持ち程度の3,000円前後のギフトでも問題ありません。
遠方で会えない親戚はどうする？
郵送で問題なしです。
むしろ家まで来てもらう負担を考えると、最近では郵送が主流になっています。
実家の親が「お返ししなくていい」と言う場合
その家系のローカルルールも尊重しつつ、最低限コンパクトなギフトだけ返しておくと角が立ちません。
“いったん返しておく”方が後々気持ちがラクになります。
まとめ
以上、新築祝い親戚へのお返しは？失礼にならない内祝いマナーと相場の考え方...というお話でした。
親戚から新築祝いをいただいたときは、基本的に内祝いを返すのがマナーです。
相場は3分の1〜半返し、品物はカタログギフトか食べ物・飲み物が最も無難です。
のしは「紅白蝶結び」「内祝」「名字」の基本セットで覚えておけば問題ありません。
親戚との関係性を考えつつ、無理なく丁寧に気持ちを返しておけば印象よくまとまります。
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