
NISAの話題を見ることが多くなって、NISAを始めようか迷っている方も多いでしょう。
もし「なんとなく難しそうだな…」と感じているなら、一度イメージしやすい話として“畑”に例えてお伝えしてみますね。
NISAって、畑そのものを用意してくれる制度なんです。
でも、畑を持つだけでは実は増えないんですよ。
大事なのは、そこに何を植えるか=どんな商品を積み立てるかなんです。
この記事のもくじ
NISAが“畑”だとしたら、作物は投資商品のことなんです
NISAには「売却益に税金がかからない」という魅力があります。
これが畑で言うところの「すごく良い土壌」みたいなものです。
ただ、どれだけ良い土を持っていても、育ちにくい作物を植えてしまうと収穫は増えませんよね。
NISAも同じで、制度そのものよりも「何を積み立てるか」で結果が大きく変わります。
だからこそ、商品選びがめちゃくちゃ大事なんです。
おすすめは“手数料が低くて世界中に分散できる”インデックスファンド
もしあなたが迷われているなら、まずはインデックスファンドから始めるのが一番無難で、続けやすいと思います。
特に
eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)
のような“世界中の株を丸ごと買うタイプ”は、一本で分散が効くので初心者でも安心です。
インデックスファンドは
・手数料がとても安い
・長期で見ると成長しやすい
・個別株のように値動きを気にしなくていい
というメリットがあります。
畑で言うと、手間が少なくて成長が安定しやすい作物みたいなイメージです。
NISAでオルカンを積み立てると、長期ほど結果が出やすい理由
世界経済って、短期では上下しますが長期で見ると基本的には右肩上がりで成長してきました。
オルカンのようなファンドは、その世界全体の成長を丸ごと取り込むタイプなので、「世界が成長すれば自分の資産も成長する」という仕組みになっています。
たとえば、
・アメリカが伸びれば恩恵を受ける
・日本が停滞しても他の国が補ってくれる
こんな感じで、国の当たり外れに左右されにくいんです。
だから、時間を味方にしやすいんですよね。
NISAは“早く始めたほうが勝ちやすい”理由
投資って「お金が増える金額」よりも「時間の長さ」が効くんです。
畑も、育つ期間が長いほど大きな実が取れますよね。
NISAも同じで、小さくても早く植えて、放っておくほど育ちやすいという性質があります。
だから1万円でも5千円でも、できる範囲で早めに始めるのがいいんです。
逆に、NISAでやらないほうがいい“植えてはいけない作物”もあります
せっかく畑が良くても、育ちにくい種を植えると収穫は増えません。
NISAでいうと、
- 手数料が高いアクティブファンド
- 単一のテーマ株
- 短期の値動きが激しい商品
- よく分からないまま選んだもの
こういったものはおすすめできません。
増える可能性はゼロではないんですが、「勝ちやすい戦い」をするなら避けたほうが安心です。
とりあえずは“畑を作って、オルカンを植えて、水をやるだけ”
NISAって、実はそんなに複雑じゃなくて、
- 証券会社で口座を作る
- 毎月いくら積み立てるか決める
- オルカンのような低コストのインデックスに設定する
- あとは基本ほったらかしにする
これで十分なんです。
先輩のように忙しい方でも無理なく続けられると思います。
NISAは「畑作りより、何を植えるか」
以上、NISAは畑のようなもの?始める前に知っておいてほしいこと...というお話でした。
NISAを始めようか迷っている方にいつもお伝えしているのは、
NISA=畑
オルカン=育ちやすい作物
というイメージです。
畑だけ作っても増えませんし、逆に作物さえ間違えなければ手間が少なくて勝ちやすい仕組みになっています。
あなたが「そろそろ資産作りを始めたい」と思っているなら、まずは少額でもインデックス積立から始めるのが一番失敗しにくい方法だと思います。
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