初めての一人暮らし大学生【収入vs支出】リアル家計モデルと節約テク

大学進学をきっかけに実家を離れ、ひとり暮らしを始める大学生は年々増えています。
自由な時間や空間が手に入る反面、「お金の管理」は避けて通れない大切なテーマ。
実際に生活してみると、家賃や食費、バイトの収入など“お金の出入り”の現実に直面し、「意外とキツい…」と感じる新入生も多いものです。

この記事では、大学生ひとり暮らしのリアルな家計モデルと、無理せず生活費を抑える節約テクニックを紹介します。
初めての生活設計に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

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大学生の平均的な収入と支出はどのくらい?

◆ 収入の内訳(アルバイト+仕送り)

全国大学生活協同組合連合会の調査(2023年)によると、大学生の平均的な収入は以下のとおりです。

収入項目 平均額(1か月あたり)
アルバイト収入 約29,000円〜49,000円
仕送り額(自宅外通学) 約72,000円
奨学金受給者の月額 約30,000円〜50,000円

アルバイト収入は、学年や学部・授業数によって変動しますが、月3万円台〜5万円台がボリュームゾーンです。
また、仕送りがない場合は、バイト・奨学金・貯金の切り崩しで生活を維持する学生も少なくありません。


◆ 支出の内訳(1か月あたり)

同じく大学生協のデータを参考にした、ひとり暮らし大学生の月間支出例です。

支出項目 平均額
家賃(共益費含む) 約55,000円
食費 約25,000円
水道・光熱費 約8,000円
通信費(スマホ+Wi-Fi) 約6,000円〜8,000円
日用品・雑費 約5,000円
交通費 約4,000円
娯楽・交際費 約10,000円
書籍・学用品 約3,000円

合計支出:約110,000円〜130,000円

地方都市であればもう少し抑えられることもありますが、仕送りなし&バイト頼みの生活では赤字になることも多いのが現状です。


支出を上手に抑える5つの節約テク

① 家賃は「駅近」より「家賃相場」と「設備」を重視

家賃は月々の支出の中で最も大きな項目です。
「通学に便利な駅近・新築物件」を選びたくなりますが、無理すると生活が圧迫されます。

おすすめの視点:

  • 駅から10分以上でもバス・自転車があればOK

  • 管理費・更新料・敷金礼金のトータルコストに注目

  • 築年数より「風呂トイレ別・洗濯機室内・ネット無料」など実用性を重視

POINT: 学生専用物件や大学提携マンションは、割引がある場合も。まず大学の住まいサポート窓口を確認しましょう。


② 自炊で食費を削減|週1まとめ買い+冷凍保存で無駄を防ぐ

外食やコンビニを使うと、1食500〜800円ほどかかり、月2〜3万円超えは当たり前に。
週末のまとめ買い+作り置き冷凍保存で、1食200〜300円に抑えることが可能です。

おすすめの食材:

  • 業務スーパーの冷凍野菜・肉類

  • 乾物(わかめ・ひじき)

  • 卵・豆腐・納豆などコスパ食材

「3日坊主になりそう…」という人は、平日だけは自炊、週末だけ外食などメリハリをつけると続きやすいです。


③ 通信費は格安SIM+学生割引を活用

スマホ代が毎月9,000円前後かかっている人は、格安SIM+自宅Wi-Fi環境で大幅な節約が可能。

節約術:

  • UQモバイル・楽天モバイル・LINEMOなど月1,000円台のプランへ変更

  • 自宅ではWi-Fi接続で通信料ゼロ

  • Amazon Prime Studentなどの学生向けサービスを活用(学割あり)

>楽天モバイルを公式サイトで確認


④ アルバイト選びは「時給×シフトの安定性」で判断

時給だけでなく、安定してシフトに入れるかどうかも収入に大きく影響します。

職種 時給の目安 メリット
飲食(ホール・キッチン) 950〜1,200円 シフトが柔軟、まかないあり
塾講師・家庭教師 1,200〜2,000円以上 時給は高いが拘束時間あり
コンビニ・スーパー 950〜1,100円 通勤しやすく初心者向け
イベント・単発バイト 1,200〜1,500円 短期集中で稼げるが不定期

POINT: 大学生協や大学掲示板の「学内バイト」は、時給も良く、テスト期間など配慮があるのでおすすめ。


⑤ 家計簿アプリで収支を可視化|最初の1ヶ月が勝負

家計簿をつけるのが苦手な人でも、アプリなら簡単に「支出グラフ」や「食費の割合」が把握できます。

おすすめアプリ:

月末に「どこで使いすぎたか」を振り返るだけでも節約意識が自然に芽生えます。


赤字になりがちな大学1年生はどう乗り切る?

初年度は家具・家電の購入、教科書代、サークル費用など初期出費がかさむため、赤字になりがちです。

対策:

  • 家具はフリマアプリや譲渡掲示板を活用(大学周辺に多い)

  • 教科書は中古や先輩から借りる

  • 学内奨学金や家計急変支援制度も確認

また、夏休み・春休みに短期集中バイトを入れて補填するのも一つの手です。


「ムリしすぎない」節約と現実的な収支バランスを

以上、初めての一人暮らし大学生【収入vs支出】リアル家計モデルと節約テク…というお話でした。

ひとり暮らしの大学生活は、自由であると同時に「自分で生活を回す力」が求められます。
最初は赤字でも、収支のバランスを把握し、どこにお金をかけるか・抑えるかを意識することで、徐々に無理のない生活が整っていきます。

無理に節約しすぎて孤立するより、バイトや節約アプリを上手に使って、学業と生活の両立を

この記事をきっかけに、自分に合った家計スタイルを見つけてみてください。

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