結婚前提で同棲するなら事前にしておきたい【お金の話】５選

「結婚を見据えて、そろそろ一緒に住もうか」。
そんなカップルにとって“同棲”は、未来の暮らしのリハーサルのようなもの。

ただし、恋愛感情だけで突き進むと、生活や金銭面での価値観の違いが浮き彫りになり、「結婚は無理かも…」と後悔するケースも少なくありません。

そこで今回は、結婚前提で同棲を始めるカップルが、事前に話し合っておくべき「お金の話」5選を紹介します。
避けて通れないリアルなお金のこと、将来の安心のためにもしっかり話し合っておきましょう。

1. 家計の分担ルール｜家賃・光熱費・生活費はどうする？

同棲を始めると、家賃・食費・光熱費・通信費・日用品など、さまざまな費用が発生します。
この分担方法を曖昧にしたまま生活をスタートすると、不公平感やトラブルのもとになります。

また、共通口座や家計アプリを使うことで、管理がしやすくなりトラブルも防げます。

💡POINT：家賃は折半でも「契約者の名義」はどちらにするかも重要です。退去時や契約更新時の責任が変わってきます。

結婚を前提にしているなら、将来に向けた「お金の貯め方」も明確にしておくべきです。

さらに、以下のように「個人の貯金」と「共同貯金」を分けておくのがおすすめです。

種類	管理方法	用途例
個人の貯金	各自の口座	自由に使う、将来の備え
共同の貯金	共通口座	結婚資金・家電購入・旅行費など

💡POINT：共通口座を使う場合は、「毎月いくらずつ入れる」「引き出すときはLINEで報告」などルールも決めておくとスムーズです。

お互いの借金・ローン・クレジットカードの支払い状況を知らないまま同棲・結婚に進むのは、非常にリスクがあります。

たとえば…

将来、住宅ローンやマイカーローンを組む際にも影響が出ることがあるため、早い段階で情報を共有しておくことが大切です。

💡POINT：金額だけでなく「毎月いくら返済しているか」「返済計画はどうか」まで話せる関係が理想的です。

結婚後のライフスタイルによって、家計のバランスは大きく変わります。

たとえば、

こうした将来の働き方や収入の変化について、すり合わせをしておかないと、お金に関する不満やすれ違いが起こりやすくなります。

さらに、「扶養内で働く or 年収を上げたい」など、キャリア観の違いが家計やライフプランに直結します。

💡POINT：家事分担と働き方のバランスもセットで話し合いましょう。

結婚前提とはいえ、同棲はまだ法的な拘束力のない関係です。
だからこそ、最悪の事態を想定して“別れたとき”や“病気・事故”に備えておくのも重要です。

「そんなこと起こらないよ」と思うかもしれませんが、何もルールを決めていない方が、トラブルは起こりやすいものです。

💡POINT：「念のため」として話し合うことで、信頼関係がより強まることもあります。

以上、結婚前提で同棲するなら事前にしておきたい【お金の話】５選…というお話でした。

結婚前提で同棲するなら、愛情だけでなく、現実的なお金の話を避けないことが大切です。

最初は少し気まずく感じるかもしれませんが、話し合っておくことで…

といった大きなメリットがあります。

同棲生活は、結婚生活の“予行演習”。
この期間にしっかりと価値観やお金の管理ルールをすり合わせて、安心できるパートナーシップを築いていきましょう。