同棲生活が始まると、避けて通れないのがお金の管理。なかでも生活費の分担方法は、トラブルやストレスの原因になりやすいテーマです。
この記事では、実際のカップルの割合例や分担方法を紹介しながら、自分たちに合ったルールを見つけるヒントを解説します。
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同棲で必要な生活費の項目とは?
まずは、同棲生活でかかる主な支出項目を把握しておきましょう。以下は、カップルの多くが共通で支払っている費用です。
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家賃・共益費
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食費
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水道光熱費(電気・ガス・水道)
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通信費(Wi-Fi・Netflixなどのサブスク)
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日用品(トイレットペーパー、洗剤など)
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交際費・外食費(デート代など)
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保険・医療費(任意で)
これらをすべて一緒にするか、一部だけ共有にするかはカップルによって異なります。まずは項目ごとに「共同で支払うべきもの」と「個人で負担するべきもの」をすり合わせることが大切です。
代表的な生活費の分担方法3パターン
パターン①:完全折半(50:50)
もっともシンプルな方法。すべての生活費をきっちり半分ずつ負担するスタイルです。
メリット:
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公平感がある
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計算しやすく、管理がシンプル
デメリット:
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収入差があると不公平に感じることも
向いているカップル:
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収入が同程度のカップル
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金銭感覚や価値観が近い場合
パターン②:収入に応じた割合分担(例:6:4、7:3)
お互いの手取り収入に応じて生活費の負担割合を決める方法です。
例:
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Aさんの手取りが30万円、Bさんが20万円なら → 割合は6:4に
メリット:
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収入差があっても「無理のない負担」が可能
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お互いに納得しやすい
デメリット:
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計算や管理がやや複雑
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感覚的に「多く払ってる」意識が残ることも
向いているカップル:
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収入差があるけれど一緒に暮らしたいカップル
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話し合いで柔軟に対応できる関係性
パターン③:費目別に分担(家賃はAさん、食費はBさん)
費目ごとにどちらが担当するかを分ける方法です。
例:
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Aさん:家賃+水道光熱費
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Bさん:食費+日用品+Wi-Fi
メリット:
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面倒な割り勘を避けられる
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「これは自分の担当」と意識しやすい
デメリット:
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実質の金額バランスが崩れる可能性も
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金額の変動に気づきにくい
向いているカップル:
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固定費と変動費で役割分担したいカップル
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細かい記録が苦手な場合
どの方法がベスト?カップルごとの「おすすめ分担方法」
同棲カップルといっても、年齢・収入・ライフスタイルによって最適な方法は異なります。以下はタイプ別のおすすめ分担スタイルです。
カップルのタイプ | おすすめの分担方法 |
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20代・社会人カップル(共働き) | 収入に応じた割合分担(6:4〜7:3) |
学生と社会人カップル | 社会人側が多めに負担(8:2〜全額) |
金銭感覚が近いカップル | 費目別に役割分担 or 折半 |
結婚を見据えているカップル | 共通口座で合算管理 + 割合分担 |
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実際どうしてる?先輩カップルのリアルな分担例
ケース1:20代共働き(収入差あり)
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Aさん:月収28万円
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Bさん:月収20万円
→ 割合:Aが6割、Bが4割負担
→ 共通口座に毎月10万円ずつ入金し、そこから生活費を支払い。
ケース2:学生と社会人の同棲
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社会人の彼女が固定費全負担(家賃・光熱費)
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学生の彼氏が食費と日用品担当
→ 金額は合わないが、「できる範囲で協力」というスタイル
ケース3:完全折半派カップル
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毎月の支出をGoogleスプレッドシートで管理
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レシートも共有フォルダに保存
→ 支出を完全透明化してトラブルゼロ
トラブルにならないための事前チェックリスト
生活費の分担は、始める前のすり合わせが超重要。以下のポイントを話し合っておきましょう。
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毎月の固定費をリストアップできているか
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お互いの収入・支出の状況を開示できているか
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金額ではなく「納得感」を重視しているか
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無理な負担になっていないか
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定期的に見直す仕組みがあるか
まとめ|生活費の分担は「納得感」と「継続性」がカギ
以上、同棲カップルの生活費分け方【完全ガイド】リアルな分担割合例…というお話でした。
同棲カップルの生活費の分担に正解はありません。大切なのは、「お互いが納得できるかどうか」「継続的に運用できるかどうか」です。
収入や価値観は時間とともに変化するもの。最初にしっかりルールを決めたとしても、3ヶ月に一度など定期的な見直しの機会を持つことをおすすめします。
パートナーとの信頼関係を深めるためにも、お金の話は避けずに向き合ってみましょう!