自己破産後はクレジットカードを作れない?再取得のコツと注意点

自己破産したら、もう一生クレジットカードは作れないの?
そう不安に思っている方は少なくありません。実際、自己破産は信用情報に大きな影響を与えますが、一生カードを作れないわけではありません

この記事では、自己破産とクレジットカードの関係、カードを再取得できるまでの流れと注意点をわかりやすく解説します。

自己破産とは?

自己破産は、借金の返済が困難になった人が、裁判所を通じてすべての借金の支払い義務を免除してもらう手続きです。
これにより生活を立て直すことはできますが、信用情報機関に事故情報(いわゆる「ブラック情報」)として登録されることになります。

事故情報も影響するクレジットヒストリーについて、詳しくは別記事でまとめています。

【関連記事】クレヒスとは?CICで重視される項目と入金状況記号の意味を解説


自己破産後はクレジットカードが作れない?

はい、当面の間は作れません

自己破産をすると、以下のような影響があります:

  • 信用情報に「自己破産」の記録が載る(金融機関から見える)
  • この情報は5年~10年程度記録される
  • カード会社やローン会社の審査に通りづらくなる

つまり、自己破産の履歴が残っているうちはクレジットカードの審査には基本的に通りません


自己破産からクレジットカード再取得までの流れ

自己破産してしまったあと、また新たにクレジットカードを作る場合の流れをステップごとに見ていきましょう。

ステップ 内容
① 自己破産 裁判所で手続きし、借金をゼロにする
② ブラックリスト期間 約5~10年(CIC、JICCなどに記録が残る)
③ 記録が消える 自然に情報が抹消される
④ 審査に再チャレンジ 簡易カードや審査緩めの会社から申込み

🔍 信用情報の回復はいつ?

信用情報機関によって、信用情報が回復する期間はそれぞれ以下のようになっています。

  • CIC・JICC:5年
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC):最長10年

パンダ先生
一度、自分の信用情報を取り寄せて「記録が消えているかどうか」を確認するのがおすすめです


クレジットカードを再取得するためのポイント

クレジットカードの再所得するなら以下のポイントを押さえてください。

  1. 信用情報を確認する
  2. 審査の緩いカード会社からチャレンジする
  3. 安定収入・勤続年数を積み重ねる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

✅ 信用情報を確認する

自己破産後に信用情報がどうなっているかは、CICやJICCの公式サイトから開示請求(スマホや郵送で可能)できます。

>情報開示について(CIC公式ページ)

>開示を申し込む(JICC公式ページ)

✅ 審査の緩いカード会社からチャレンジする

自己破産直後は厳しいですが、記録が消えたあとなら以下のような方法があります。

  • 審査の比較的緩い「流通系カード」や「消費者金融系カード」
  • デポジット型クレジットカード(保証金を預けて使う形式)

>流通系大手の楽天カード

✅ 安定収入・勤続年数を積み重ねる

再取得時の審査では、「いま信用できる人か」が見られます。勤務先や収入、家族構成などが重要な判断材料です。


「一生作れない」は誤解。正しく準備すれば再取得は可能!

自己破産はたしかに大きな信用リセットですが、時間とともに再チャレンジのチャンスは訪れます

大切なのは、再取得を焦らず、次の点を大切にすること:

  • 定職について安定した生活を送る
  • 携帯料金や家賃など日常の支払いをきちんと行う
  • 信用情報が回復した時点でカード申請をする


まとめ|自己破産後も再スタートはできる!

以上、自己破産後はクレジットカードを作れない?再取得のコツと注意点…というお話でした。

もういちどまとめてみます。

項目 ポイント
自己破産後すぐはカードNG 信用情報に傷がついているため審査に通らない
ブラック期間は5~10年程度 情報が消えれば再取得は可能
再取得には準備が必要 信用情報の確認・生活の安定・カード選びがカギ

自己破産=人生の終わり、ではありません。
お金の失敗を乗り越えて、新しいスタートを切る人のために、情報を正しく知って備えることが大切です。

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