電気料金の支払いは、クレジットカード払いに変更したらポイントがもらえてお得では?と思っていませんか?
実は、東京電力や関西電力でも単純に電気料金をクレジットカード支払いに変更すると、逆に損をしてしまうケースがあるんです。
電気料金を銀行口座振替にしているんだけど、「クレジットカード支払いに変えようかな?」と考えている人向けに、口座振替割引とクレジットカード支払いの場合で、手数料とポイント還元率がどうすればお得になるか、具体的に計算して解説していきます。
電気料金支払いでも損をしにくいポイント還元率が高いクレジットカードを公式サイトで確認したい方はコチラ↓
東京電力でカード払いが損になるケースとは
東京電力や関西電力ではクレジットカード支払いに変更した時に、口座振替に比べて損になってしまうケースがあるんです。
カード払いにすると損する人、ズバリそれは、「ポイント還元率が低いクレジットカードで毎月の電気料金が安い方」です。
電気料金のクレジットカード払いで得するには
それでは東京電力や関西電力の管轄にお住まいの方で、電気料金をクレジットカード払いに変更して得したいならどうすればいいんでしょうか?
結論を先に言ってしまいますと、ポイント還元率1.2%のカードの場合
- 毎月の電気料金が4,600円未満なら、クレジットカード払いの方が損!
- 毎月の電気料金が4,600円以上なら、クレジットカード支払いがお得
つまり、4,600円以上の電気代を払っているなら、リクルートカードなどの高還元率のクレジットカードに変更しないと口座振替のままだと毎月損してますよ~ということ。
ただし、ここで注意なのはポイント還元率が悪い、例えば0.5%還元のカードなら11,000円以上の電気料金じゃないと逆に損をしてしまうことです。
ポイント還元率は重要なので、注意して還元率がいいクレジットカードを電気料金支払いに設定するようにしましょう。
もしも還元率1.2%のクレジットカードを今お持ちでないなら、年会費永年無料のリクルートカードがおすすめです。
電気料金だけでなく、水道料金や携帯電話代でも1.2%のポイント還元されるので、こうした固定費をすべてクレジットカード支払いに変えると年間で考えるとすごい量のポイントがもらえるます!
公共料金でも1.2%還元(年会費永年無料)
口座振替割引とカード利用ポイントの比較が大事
それでは、4,600円の根拠について説明していきますね。
東京電力でも関西電力でも口座振替割引額は毎月税込み55円引きになっています。
つまり楽天ポイントのように1ポイント1円として使えるポイントがつくクレジットカードなら、55ポイント以上もらえる電気料金を毎月支払っているなら、口座振替よりもカード払いの方がお得になるということです。
例えば1.2%還元のクレジットカードで計算すると、
55円÷1.2%(0.012)=約4,583円
つまり4,600円以上、例えば毎月6,000円の電気料金を支払っているならそれだけで毎月72ポイント獲得できます。
(口座振替割引)55円 < 72ポイント(電気料金分のポイント還元)
となってクレジットカード支払いのほうがお得になるというわけです。
4,600円以上電気料金を支払っているご家庭なら、今すぐに高還元率のクレジットカード払いに変更しましょう。
- ちょっと勘違い:電気料金が1ヶ月に4,600円以上なら、口座振替よりクレジットカード払い変更がお得
- 正解:還元率1.2%のクレジットカードなら電気料金が1ヶ月に4,600円以上の場合、口座振替よりも変更した方がお得
電気料金はカード払いと口座振替のどっちを選ぶべき?
私達が暮らしていく上で、家賃の次に大きい生活費とも言える電気代(電気料金)。
電気代をクレジットカードで支払うと、カード利用に応じたポイントを獲得出来るから、そのポイント分が得するのでは?そう考える方も多いでしょうね。
とても気になるその答えは、
クレジットカードのポイント還元率と電力会社の口座振替割り引き特典額、そして毎月の電気代によって変わります。
\年会費無料で公共料金でも1.2%割引/
電力会社は各社クレジットカード払いに対応
そもそも各電力会社の電気料金の支払い方法にはどんなものが選べるんでしょうか?
- 口座振替
- クレジットカード支払い
以前は、クレジットカード払いは選べない電力会社もあったんですが、現在は各社、この2つから選ぶことができます。
そして、東京電力と関西電力の2社に限っていうと、インターネットのホームページから直接必要事項を入力するだけで、クレジットカード支払いを申込可能なんです。
この場合、印鑑も書類のやり取りも必要ないので、本当にカンタンですね。
あなたが上記電力会社と契約されている場合は、詳細を以下のリンク先で確認して、すぐにクレジットカード払いに切り替えることができます。
東京電力 | https://www.tepco.co.jp/ep/support/payment/credit-card/index-j.html |
関西電力 | http://kepco.jp/service/payment/credit#mousikomi |
その他の電力会社の場合なら、クレジットカード支払いへの変更申込書を手に入れて、必要事項を記入して送り返すことでクレジットカード支払いに切り替えることが出来ます。
【各電力会社のクレジットカード払い対応状況】
電力会社名 | 愛称 | クレジットカード 支払い対応 |
ネット上で クレカ払変更 |
ネットから申込書ダウンロード |
北海道電力 | ほくでん、HEPCO(ヘプコ) | ○ | ☓ | ☓ |
東北電力 | とうほくでん | ○ | ☓ | ☓ |
東京電力 | とうでん | ○ | ○ | ☓ |
北陸電力 | りくでん | ○ | ☓ | ☓ |
中部電力 | ちゅうでん | ○ | ☓ | ☓ |
関西電力 | かんでん | ○ | ○ | ○ |
中国電力 | ちゅうでん、エネルギア | ○ | ☓ | ☓ |
四国電力 | よんでん | ○ | ☓ | ☓ |
九州電力 | きゅうでん | ○ | ☓ | ☓ |
沖縄電力 | おきでん | ○ | ☓ | ☓ |
↑電力会社名をクリックすると、クレジットカード支払い変更を説明している各社のホームページへ移動します。
電気会社によって違う口座振替割り引き
電気代を口座振替にすることによって、電気会社各社で口座振替割り引きを用意していることがあるんです。
東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力については、電気料金の支払い方法を口座振替にすると、割り引きをしてくれるんです。
この口座振替割り引き金額は、月55円になります。
一方、北海道電力と沖縄電力については、口座振替を選択したとしても割り引きは特にありません。
口座振替割引よりも得になるカード還元率は?
口座割り引きがないほくでん(北海道電力)やおきでん(沖縄電力)を契約されている方は、スグにお持ちのクレジットカード払いに変更したほうが、利用ポイント分お得になります。
しかし、それ以外の電力会社の場合には、口座振替割引き金額よりも、獲得できるポイント数が多くならないと、クレジットカード払いに切り替えるメリットは出てきません。
つまり、カードのポイント還元率と毎月の電気料金の関係が重要というわけです。
各社の口座振替割引額は55円なので、1ポイント=1円で使えるポイントがつくクレジットカードとして、月に55ポイント以上獲得出来る必要があります。
獲得できるポイント数は、カード利用金額とポイント還元率で決まりますので、
例えば、
電気代が毎月10,000円かかるご家庭で、ポイント還元率が0.5%(200円で1ポイント)という一般的に多いクレジットカードで支払う場合を計算してみます。
この場合でいうと、
10,000円×0.5%=50ポイント獲得になります。
つまり、このケースでは口座振替を選択したほうが5円分お得というわけです。
しかし、クレジットカードの還元率が1.2%の場合には、
10,000円×1.2%=120ポイント!
こうなると口座振替よりもクレジットカード払いにする方が、倍ほどお得になるんです。
では、ポイント還元率0.5%のカードでも、月々の電気料金が20,000円かかる場合はどうでしょうか?
20,000円×0.5%=100ポイント
という具合に、電気代が毎月どれくらいかかるかでもクレジットカードが得なのか、損なのか、判断が分かれるんです。
この辺の関係性は、ちょっとわかりにくいので、ざっくりと表にしてみました。
【支払う電気料金と還元率、獲得できるポイント数の関係】
ポイント還元率 | ||||
0.1% | 0.5% | 1.0% | ||
電気料金
(月/円) |
5,000 | 5ポイント | 25ポイント | 50ポイント |
5,500 | 5ポイント | 27ポイント | 55ポイント | |
10,000 | 10ポイント | 50ポイント | 100ポイント | |
11,000 | 10ポイント | 55ポイント | 110ポイント | |
15,000 | 15ポイント | 75ポイント | 150ポイント | |
20,000 | 20ポイント | 100ポイント | 200ポイント | |
55,000 | 55ポイント | 275ポイント | 550ポイント |
着色部分が口座振替割引額よりもクレジットカード払いのほうがポイント的に有利になるところです。
大抵、電気代は月5000円以上かかる世帯が多いと思うので、1%還元のカードで支払うのがベストですね。
もちろん1.2%ポイント還元のクレジットカードならなおさらですね。
お持ちのクレジットカードのポイント還元率と毎月の大体の支払金額を用意して、一度、表と見比べてみて下さいね。
結局は、ポイント還元率の高いクレジットカードを持って、カード払いにするのが一番お得なんです。
例えば、電気代を還元率1.2%のリクルートカードにした場合、
55ポイント÷0.012(1.2%)=約4,583円
つまり、毎月4,600円以上の電気代がかかっているなら、リクルートカード払いに変更した方がお得というわけです。
まとめ
電気料金とクレジットカード支払いについて、いろいろと解説してきましたが、いかがだったでしょう。
最後に簡単にまとめてみますね。
- クレジットカード払いは、どこの電力会社でも対応している
- 北海道電力と沖縄電力は、クレジットカード払いに変更したほうがお得
- それ以外の電力会社なら、電気料金とポイント還元率による
- 1.2%還元のカードをお持ちなら、月4,600円以上の電気代がかかるならクレジットカード払いがお得
というわけで、ポイント還元率の高いクレジットカードをお持ちの方は、スグに電気料金をカード支払いに変更しましょう!
もし、還元率1%のカードをお持ちでないなら、年会費がずっとかからない楽天カードがおすすめです。