デビットカードとは?クレカやキャッシュカードとの違いやデメリット解説

デビットカードとはどんなカードなんでしょうか。

クレジットカードやキャッシュカードとの違いやデビットカードを使うメリットやデメリットについて解説します。

デビットカードとは

デビットカードとは、支払い時にクレジットカードのように決済ができる預金口座と紐付けられたカードです。

現在、VISAとJCBの2つのブランドで発行しています。

大きな特徴としてキャッシュカードの残高を利用しているため利用した時点で直に残高から引き落とされます。

デビットカードは海外でも使える

デビットカードは一応、VISAなど国際ブランドのマークが付いていますが海外では利用できるのでしょうか?

結論から言うと、

海外でもデビットカードは利用できます。

ただし少しややこしいところも。

海外でも問題なく利用は出来ますが日本円と外国通貨のレートで引き落とされる金額が変わってくるので少しややこしいところがあるかもしれません(^-^;

つまり、金額的に足りてるけどもレート的に足りないなんてことも発生するんです。

さらに利用した瞬間に引き落とされる仕組みになっていますが3日後に引き落とされるなど若干のラグもあることもあります。

海外での利用の場合はレートを加味した残高不足に注意するか、なるべくクレジットカードの方を使ったほうがいいかもしれませんね。

デビットカードとクレジットカードの違い

クレジットカードとデビットカードの違いは何でしょうか?

違いを大きく3つにわけてみました。

利用した瞬間に利用金額が引き落とされる

クレジットカードは翌月などにまとめて引き落としになりますが、デビットカードは利用した時点で利用金額が瞬時に引き落としになると言うのが一番大きな違いです。

ただし、お店によってはクレジット決済のシステムの都合で夜に決済をすると翌朝に引き落としがかかるところもあります。

これはお店によりけりなので何とも言えませんが、自分が利用した限りだと稀にそういったところがありました。

限度額は口座の残高内

クレジットカードには30万円、50万円と言った感じで必ず限度額がありますが、デビットカードの場合は口座の残高が限度額となります。

つまり口座の中に1万円しかなければ1万円以上の物を買おうとしても決済エラーとなり決済することができません。

本当に自分の限界内での利用になるためクレジットカードとは違い使いすぎの防止に繋がります。

審査がない

カード発行時に審査がありません。
つまり過去に破産した人やクレジットカードの支払い延滞などによる金融事故を起こした方でも問題なく作ることができます。

個人的にはこうした自己破産系の事情をお持ちの方か、使いすぎ防止を考えてる人向けのカードだと思ってます(^-^;

デビットカードとキャッシュカードとの違いは?

デビットカードとキャッシュカードの違いとは何でしょうか?

一見、同じように見えますが大きく違います。

キャッシュカードの場合

キャッシュカードの場合は、基本的にATMでの利用で使う場合が殆どです。
実を言うと店先での利用が出来る場合もあります。

J-デビットは店先利用が可能

J-デビットの存在をご存知でしょうか?

J-デビットとは店先での決済の際にクレジットや電子マネー決済以外にATMで使われているキャッシュカードでも支払いが出来ると言うシステムです。

それがあれば別にATMに行ってお金を下ろさなくてもキャッシュカードを出して直接見せに引き落としてもらうと言うシステムです。

ただしJ-デビットは取り扱っている店舗がかなり少なく大半は家電量販店などに利用が限られています。

一応、対応している店舗はありますが店側が負担する手数料などが高く、実際には使えるけれども「使えません」と言っている店舗もまた多いようです(自分が昔、バイトしていたお店がそうでした(^-^;...)

なので実質的にあまり使えるところはありません。

デビットカードの場合

デビットカードの場合はATMでの利用も可能ですが、VISAやJCBなどと言った国際ブランドが付いておりキャッシュカードのJデビットよりも安心感があるイメージなんでしょうね、店先でクレジットカード決済のように使うことができるのが大きな特徴です。

利用店舗は世界中にある

デビットカードの場合、国際ブランドがVISAであればVISAマークが付いている店舗は全て利用することができます。
レストラン、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどなど、どこでもクレジットカードと同じ感覚で使うことが可能となっています。

ただし支払いの際にかならず1回払いでと言う必要があります。

もし分割払いやリボ払いなどを選択してしまうとエラーになってしまいます。

基本的にその場で口座から引き落としになるなので1回払いしか選択できないのが特徴です。

デビットカードのメリットとデメリットは?

一見便利そうなデビットカードですがやはりメリットとデメリットがあります。

デビットカードのメリット

まずは、デビットカードのメリットから見ていきましょう。

ATMに行かなくてもカードのままでVISAやJCBに対応していれば使える

これが一番のメリットですね。

手持ちが無くてもレジがブランドのカード決済に対応していればATMに行くことなく決済ができます(^o^)

カードによっては決済でポイントが貯まるものもある

デビッドカードによっては決済で200円に1ポイントと言った感じでポイントが貯まるものも中にはあります。

世界中で使える

VISAなどの国際ブランドに対応していれば、クレジットカードのように決済ができるので世界中で利用することが可能です。

デビットカードのデメリット

一方でデメリットもあります。

口座にいくらあるのかいちいち確認が必要

口座の残高を超えての決済は一切できないため口座にいくらあるのか?確認しておく必要があります。

ではないと金額を超えてエラーになり恥ずかしい思いをすることになります。

利用できない場合もある

場合によっては利用できないケースもあります。
例えばガソリンスタンドや月額払いに設定をしようとした場合などです。

月額払いはまれに設定出来てしまうケースはありますが、ガソリンスタンドに関しては基本的利用が出来ないと思っていたほうがいいでしょう。

これは何故かと言うとガソリンスタンドの場合、実際に支払いを請求するのは1ヵ月ほどのラグがあるからです。

ガソリンスタンドにてデビットカードを通した時点では、利用停止になっていないかの単純な認証のみで請求はしていません。

そう言ったこともありデビッドカードの場合、その日に残高があっても一ヵ月後にはあるかわからない。
その結果、請求時には残高不足で請求ができないと言う事態が多発したこともあって、ガソリンスタンドでの利用を禁止しているデビッドカードが多くあります。

それと同じように携帯電話代など月払いの物に関しても請求時には残高不足の事態が多発していたため基本的こちらも設定ができなくなっているケースが殆どです。

利用ができない場所があるかないかについては、各デビッドカード会社に必ず利用出来ない店舗のリストがありますのでそのリストを確認する必要があります。

月払いやガソリンスタンド以外にもシステムの都合でデビッドカードが利用できない店舗があることも考えられますので必ず確認するようにしましょう。